eo光とフレッツ光を徹底比較!料金とスピードまとめ

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関西圏では戸建てタイプでシェア№1のeo光

eo光は関西電力系のケイ・オプティコムが展開している光回線で、回線はNTTのものではなく、関西電力の光ファイバーを使っています。

全国的にはフレッツ光のシェアが高いのに、なぜ関西圏ではeo光が人気なのでしょうか?

結論から言うと、eo光はフレッツ光よりもサービス提供エリアが狭いのですが、エリア内であればフレッツ光よりも料金が安いことが多く、また通信速度の実測値もフレッツ光より良好なので、積極的に乗り換えを検討したいサービスになっています。

ここではそんなeo光の料金や通信速度、キャンペーンやスマホ割などをフレッツ光と徹底的に比較します

これでeo光とフレッツ光のどちらがお得か、すぐにわかるようになりますよ。

1.eo光とフレッツ光の料金を徹底比較

まずはeo光とフレッツ光の、各種料金から比較してみます。

eo光はプロバイダ料込み、フレッツ光はプロバイダ料別なので、この点に注意してみてください。

1-1.ホームタイプ(戸建て)の月額料金

項目eo光フレッツ光(ネクスト)
月額料金基本料4,953円(税込5,448円)5,400円(税込5,940円)
割引-2,168円
(1年目)
-1,100円(1~2年目)
-1,290円(3年目以降)
プロバイダ料(プロバイダ込み)500~1,000円
(税込550~1,100円)
ネットだけの合計金額1年目:2,9581円(税込3,280円)

2年目以降:4,953円(税込5,448円)

1~2年目:4,800~5,300円
(税込5,280~5,830円)3年目以降:4,610~5,110円
(税込5,071~5,621円)
光電話月額286円(税込314円)500円(税込円)
光電話込みの金額1年目:3,239円(税込3,562円)

2年目以降:5,239円(税込5,762円)

1~2年目:5,300~5,800円
(税込5,830~6,380円)3年目以降:5,110~5,610円
(税込5,621~6,171円)

※フレッツ光はNTT西日本のフレッツ光ネクストの料金で算出
※eo光は「即割」、「eo暮らしスタート割」適用時
※フレッツ光は「光はじめ割」適用時

ネットのみで比較するとホームタイプの月額料金では、月額料金基本料でeo光のほうが安く、割引も1年目はeo光のほうが多いです。

一方フレッツ光は2年目以降も割引があり、選ぶプロバイダによってはですが、2年目以降はフレッツ光のほうが安くなります。

月額料金の総額で比較した場合、もしフレッツ光でプロバイダ料が500円だと、6年目まではeo光のほうが安く、7年目以降はフレッツ光のほうが安くなります。

対してフレッツ光のプロバイダ料が1,000円だと、常にeo光のほうが安くなります。

つまりホームタイプの月額料金は、フレッツ光でどのプロバイダを選ぶかによってどちらがお得かが変わるということですね。

1-2.マンションタイプ(集合住宅)の月額料金

項目eo光フレッツ光(ネクスト)
ミニプラン1プラン2
月額料金
基本料
3,524円(税込3,876円)4,500円(税込4,950円)3,700円(税込4,070円)3,200円(税込3,520円)
割引-1,000円
(1年目)
1・2年目:550円
3年目以降:780円
1・2年目:450円
3年目以降:620円
1・2年目:350円
3年目以降:520円
プロバイダ料プロバイダ込み500~1,000円(税込550~1,100円)
ネットだけの
合計金額
1年目:2,524円
(税込2,776円)2年目以降:3,524円
(税込3,876円)
1・2年目:4,450~4,950円
(税込4,895~5,445円)3年目以降:4,220~4,720円
(税込4,642~5,192円)
1・2年目:3,750~4,250円
(税込4,125~4,675円)3年目以降:3,580~4,080円
(税込3,938~4,488円)
1・2年目:3,350~3,850円
(税込3,685~4,235円)3年目以降:3,180~3,680円
(税込3,498~4,048円)
光電話月額286円(税込314円)500円(税込550円)
光電話込みの
金額
1年目:2,810円
(税込3,091円)2年目以降:3,810円
(税込4,191円)
1・2年目:4,950~5,450円
(税込5,445~5,995円)3年目以降:4,720~5,220円
(税込5,192~5,742円)
1・2年目:4,250~4,750円
(税込4,675~5,225円)3年目以降:4,080~4,580円
(税込4,488~5,038円)
1・2年目:3,850~4,350円
(税込4,235~4,785円)3年目以降:3,680~4,180円
(税込4,048~4,598円)

※フレッツ光はNTT西日本のフレッツ光ネクスト ハイスピードタイプ隼の料金で算出
※eo光は「即割」、「eo暮らしスタート割」適用時
※フレッツ光は「光はじめ割」適用時

フレッツ光が3パターンあるので分かりづらいですが、フレッツ光のプランは同一集合住宅で見込める契約数(プラン1:8契約以上、プラン2:16契約以上、ミニ:6契約以上)によって決まります。

こちらもネットのみで比較すると、マンションタイプの月額料金では、月額基本料でeo光はフレッツ光のミニ・プラン1よりも安く、プラン2よりは高くなっています。

また割引は1年目でeo光のほうが多くなっています。

一方フレッツ光は2年目以降も割引があり、選ぶプロバイダによってはですが、2年目以降はフレッツ光のプラン2のほうが安くなっています。

月額料金の総額で比較した場合、もしフレッツ光のミニかプラン1だと、常にeo光のほうが安くなります。

対してフレッツ光のプラン2でプロバイダ料が500円だと、常にフレッツ光のほうが安くなります。

つまりマンションタイプの月額料金は、フレッツ光でどのプランかとどのプロバイダを選ぶかによってどちらがお得かが変わるということですね。

1-3.初期費用

次に初期費用も比較してみましょう。

<ホームタイプの初期費用>

項目eo光フレッツ光
契約事務手数料3,000円(税込3,300円)800円(税込880円)
開通工事費0円18,000円(税込19,800円)
合計額3,000円(税込3,300円)18,800円(税込20,680円)

※ネットのみの場合

<マンションタイプの初期費用>

項目eo光フレッツ光
契約事務手数料3,000円(税込3,300円)800円(税込880円)
開通工事費0円15,000円(税込16,500円)
合計額3,000円(税込3,300円)15,800円(税込17,380円)

※ネットのみの場合

初期費用のうち契約事務手数料は、フレッツ光のほうが2,200円安くなっています。

しかし開通工事費ではeo光が無料に対してフレッツ光は戸建てで18,000円、マンションで15,000円かかってしまうため、初期費用全体でみると、eo光のほうが断然安くなっています

1-4.解約金

続いて解約金も比較してみましょう。

<ホームタイプの解約金>

項目eo光フレッツ光
契約期間即割:2年間
長割:3年間
2年間
解約金額即割:5,110円
長割:4,140円
4,950円
+
プロバイダの解約金

※フレッツ光は「光はじめ割」適用時

<マンションタイプの解約金>

項目eo光フレッツ光
契約期間1年間2年間
解約金額「通常時 初期費用」

「キャンペーン適用時」
の差額
1,650円
+
プロバイダの解約金

※フレッツ光は「光はじめ割」適用時

マンションタイプではeo光の解約金が状況によって変動するため、比較できなくなっています。

そのためマンションタイプの方は、eo光を申し込んだ場合の解約金額をサポートセンターに確認しておくとよいでしょう。

2.eo光とフレッツ光の通信速度を徹底比較

次にeo光とフレッツ光の速度を比較してみました。

2-1.回線スピード重視ならeo光もおすすめ

回線速度の実測値を掲載したあるサイトでは、eo光とフレッツ光の実測値は次のような結果でした。

項目eo光フレッツ光(ネクスト)
測定件数38,672件255,887件
平均Ping値18.06ms22.7ms
下り平均速度371.7Mbps215.85Mbps
登り平均速度306.8Mbps186.81Mbps

結果、実測値はeo光のほうが高速となっていました。

次にツイッターでのeo光の書き込みも見てみましょう。

 

SNSでも一部低速という声もありますが、大部分でeo光の速度は高評価です

対してフレッツ光も設備増強をしっかりやっているので回線自体の通信速度は速いのですが、プロバイダにより通信速度が落ちる場合があります。

ですので、フレッツ光ではプロバイダ選びが重要ですね。

3.その他のeo光とフレッツ光のサービスの違いは?

最後に、料金・速度以外の7つの点についても比較してみました。

3-1.プロバイダ

eo光の場合、プロバイダは自動的に運営会社である「ケイ・オプティコム」が運営する独自のプロバイダを利用することになります。

一方フレッツ光の場合には、対応する多数のプロバイダの中から選ぶことができ、プロバイダによって「月額料金一定期間無料」や「月額料金割引」などの多様なキャンペーンを行っています。

好みのプロバイダがあって利用したい場合には、フレッツ光であれば使うことができますが、eo光では利用できないということですね。

3-2.対応エリア

eo光の対応エリアは次の通りです。

<eo光の提供エリア>

大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・福井県

一方フレッツ光の対応エリアは次の通りです。

<フレッツ光(NTT西日本)の提供エリア>

福井・石川・富山・愛知・岐阜・三重・静岡・兵庫・京都・滋賀・大阪・奈良・和歌山・島根・鳥取・岡山・山口・広島・愛媛・香川・高知・徳島・福岡・大分・宮崎・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・沖縄

eo光は評判のいいサービスですが対応エリアが狭く、エリア内でないと利用できないので、eo光が気になったらまずはエリア確認をしましょう。

3-3.セキュリティ

eo光には、月額420円(税込462円)で「ウイルスバスター マルチデバイス 月額版 for eo」が用意されています。

この「ウイルスバスター マルチデバイス 月額版 for eo」は、Windows、Mac、androidに対応しており、1ライセンスで3台まで利用できます。

一方フレッツ光には、プロバイダが用意したセキュリティサービスの他、NTT西日本でも月額190円(税込209円)で「セキュリティ機能見張り番」が用意されています。

「セキュリティ機能見張り番」はWindowsにのみ対応しています。

細かい違いはありますが、選ぶ基準は好みの要素が大きいのではないでしょうか?

3-4.オプション

オプションは、eo光、フレッツ光にたくさんあります。

例えばeo光には以下のようなオプションがあります。

<eo光のオプション>

  • ・多機能無線ルーターのレンタル 月額96円(税込105円)
  • ・リモートサポート 月額200円(税込220円)
  • ・MYホームページの作成 基本無料

一方、フレッツ光には以下のようなオプションがあります。

<フレッツ光のオプション>

  • ・ホームゲートウェイ 無線LANカードが月額110円(税込121円)
  • ・フレッツテレビやひかりTVをはじめとしたさまざまな映像サービス
  • ・リモートサポートサービス

こちらもどのオプションを利用したいかで、選ぶサービスが変わってくるでしょう。

3-5.スマホの割引

eo光には、光電話加入(月額286円)を条件に、auスマホとのセット割「auスマートバリュー」が適用できます。

この「auスマートバリュー」とは、スマホの料金が永年月額最大1,000円割引となり、本人だけではなく家族も割引対象(最大10回線まで割引可能)となっていますので、大家族なほどお得になっていきます。

一方フレッツ光には、スマホとのセット割はありません。

auスマホのユーザーにとってはeo光のほうが大変お得ですね。

3-6.キャンペーン・キャッシュバック特典

eo光では、公式キャンペーンとして、戸建で最大10,000円のキャッシュバックを貰えます。

また、他社からeo光への乗り換え時には違約金や撤去費用を合計50,000円まで現金で還元してくれるキャンペーンも行っています。

一方フレッツ光では、公式キャンペーンは実施されていませんが、プロバイダ独自のキャッシュバックを受けられる場合があります。

また販売代理店では、法人、SOHO、個人事業主で利用している場合68,000円と高額なキャッシュバックが貰えるのですが、一方で個人契約の場合には条件が厳しいことが多いです。

具体的な条件としては、有料オプションへの加入や販売代理店指定のプロバイダーの利用などです。

適用することで工事費が無料となりますが、その分月額利用料が高かったり、プロバイダーを変更しようとすると多額の違約金がかかってしまったりというデメリットがありますので、注意が必要です。

3-7.口コミ・評判

eo光の評判は高く、2019年のブロードバンドアワードのキャリア部門の近畿エリアで最優秀賞を受賞しています。

地域密着型で地元の人達に愛されている事業者ですね。

ブロードバンドアワード

画像出典:株式会社イード

一方フレッツ光は、全国規模の光回線ですので評判も良く、日本のインターネットのデファクトスタンダードになっています。

また、同じく2019年のブロードバンドアワードのキャリア部門の北海道エリアで最優秀賞を受賞しています。

4.eo光はこんな人におすすめ

eo光の場合、初期費用がかからないことと、利用料が安いことが魅力ですね。

それと、auスマホのユーザーにとっては、スマホとのセット割「auスマートバリュー」が大変お得でおすすめです。

一方でeo光はサービス提供エリアが狭いため、東京など全国規模で転勤をする方には、解約が必要となり違約金もかかってしまいますので、あまりおすすめできないですね。

5.フレッツ光はこんな人におすすめ

フレッツ光は基本日本全国どこでも利用でき、解約せずに転勤・引越ができるので、転勤族の方に特におすすめです

また、自分の好みのプロバイダを利用したい人もフレッツ光がいいでしょう。

一方初期費用も料金も少々お高く、スマホ割もないので、料金重視の方にはお勧めできませんね。

6.フレッツ光からeo光への乗り換え手順

最後にフレッツ光からeo光へ乗り換える場合の手順を見てみましょう。

6-1.eo光に申し込み

まずはeo光への申し込みです。

なぜなら始めに利用開始日を決めることで、「インターネットが利用できない期間をなくする」ことができるからです。

eo光への申し込みには、次の方法があります。

  • ・公式サイト
  • ・auショップ
  • ・代理店
  • ・家電量販店

特に公式サイトでは、オンラインと電話の2種類の方法があり、手軽ですのでお勧めです。

6-2.開通工事

次にeo光の開通工事を受けます。

光ファイバーの引き込みや回線終端装置の設置・接続などが行われ、立ち合いが必要です。

申し込みから工事までには早くて1週間、かかっても1ヶ月程度となっていますが、2~3月の繁忙期にはもっとかかる場合もあります。

6-3.フレッツ光を解約

最後にフレッツ光を、eo光の利用開始日に合わせて解約をします。

特にフレッツ光の場合にはプロバイダは別契約なので、プロバイダも別途解約手続きが必要なことに注意してください

また、利用中のオプションについてもNTTやプロバイダに必ず確認し、すべて解約するようにしましょう。

なお解約手続きは、eo光の利用開始日が決まったら速やかに行うのがおすすめです。

7.まとめ

eo光もフレッツ光も人気、評判ともに高い事業者ですので、どちらを選んでも安心なのですが、今回は、この2社を徹底比較してみました。

結果として、サービス内容や料金など多くの違いがありましたね。

光回線選びの参考になれば嬉しいです。

なお、フレッツ光には、フレッツ光回線とプロバイダが一体となった、光コラボもありますが、NTT西日本のフレッツ光とほぼ同じ価格帯で、ほとんどの事業者がプロバイダ固定型ですので、同じ価格帯ならば、プロバイダ選択の自由度があるフレッツ光がおすすめですね。

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監修者:光回線スタイル編集部

光回線の業務に10年以上携わってきたプロが分かりやすくインターネット回線の仕組みを教えます。インターネット回線の比較やスマホ、格安SIMの選び方から勧誘情報等、インターネットに関する最新情報をまとめます。ぜひ参考にしてみてください。

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