会社にギガらくWiFiの勧誘電話がしつこくかかってきていませんか?
特に最近は、ライトプランを半年間無料で使えるので契約しないか?という勧誘が多いようです。
しかし結論から言うとギガらくWiFiのライトプランは、規模や業種によって割高になったり思ったほど効果がなかったりすることがあるので、すべてのケースではおすすめできません。
特徴やキャンペーン、メリットやデメリットをしっかりと把握してから検討するべきです。
ここではそんなギガらくWiFiの料金や解約金、特徴やキャンペーンと、メリット・デメリット、契約時の注意点とよくある質問について詳しく解説します。
1. ギガらくWiFiライトプランとは
ギガらくWiFiとは、WiFi環境の導入から運用のサポートまでをセットで提供するNTT東日本のサービスです。
例えば「店舗内にWiFi環境を設置したいけどどうやったらいいか分からない」、「トラブルがあった時にサポートしてほしい」といった問題をスマートに解決してくれます。
ギガらくWiFiには3つのプランがありますが、ここではその中で一番安いライトプランの、まずは料金や解約金、特徴やキャンペーンを見てみましょう。
1−1. ギガらくWiFiライトの料金、解約金詳細
はじめにギガらくWiFiライトの料金と解約金についてです。
1−1−1. ギガらくWiFiライトの初期費用、月額料金は?
ギガらくWiFiライトの初期費用、月額利用料は次の通りです。
初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|
ギガらくWiFiライト | 不要 | 2,200円(税込) |
このように例えばお店でギガらくWiFiライトを利用したいとなった場合、月額料金を支払うだけでWiFi環境が構築でき、運用に関してサポートを受けることができるようになります。
ただしこの費用にはインターネット回線の利用料やプロバイダ料は含まれておらず、別途費用が掛かります。
1−1−2. ギガらくWiFiライトのオプションは?
初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|
訪問修理オプション(Wi-Fi アクセスポイント装置 1台あたり) | 不要 | 550円(税込) |
LAN給電オプション (LAN給電装置1台あたり) | 不要 | 440円(税込) |
不要 | 880円(税込) |
訪問修理オプションはアクセスポイント1台につき、LAN給電オプションは装置1台につき、毎月費用が掛かります。
なおLAN給電装置とは、アクセスポイントに給電するための電源アダプタがいらない(LANケーブルから給電できる)装置のことで、アクセスポイントの側にコンセントがなくても利用できるようになります。
1−1−3. ギガらくWiFiライトの解約金は?
ギガらくWiFiライトは、最低利用期間内に解約すると解約金が発生します。
そんなギガらくWiFiライトの、最低利用期間と解約金額は次の通りです。
最低利用期間 | 解約金 | |
---|---|---|
ギガらくWiFiライト | 24ヶ月 | 5,500円(税込) |
また、LAN給電オプションを利用している場合には、別途解約金が発生し、次の通りです。
タイプ | 解約金 | |
---|---|---|
LAN給電オプション | 2年タイプ | 残月数×352円(税込) |
5年タイプ | 残月数×880円(税込) |
例えばギガらくWiFiライトプランをLAN給電オプション2年タイプで契約していた場合、12か月利用後に解約すると、5,500円+(352円×12ヶ月)=9,724円の解約金が発生します。
そしてこれはインターネット回線契約の解約違約金とは別なので、回線・プロバイダ契約そのものを解約しようとするときには、別途違約金が発生する可能性があるのです。
1−2. ギガらくWiFiライト特徴
次に、ギガらくWiFiの他のプランと比較した、ギガらくWiFiライトの特徴を見てみましょう。
まずギガらくWiFiライトの特徴の一つは、「他のプランに比べて月額料金が安い」ことです。
ギガらくWiFiの他のプランの月額料金は次の通りです。
最低利用期間 | 月額料金 | |
---|---|---|
ベーシックプラン | 24ヶ月 | 3,278円(税込) |
ハイエンドExプラン | 24ヶ月 | 9,350円(税込) |
60ヶ月 | 6,050円(税込) |
これらと比べると、月額料金が2,200円であるライトは安いことが分かります。
そして2つ目の特徴は「解約金が安い」ことです。
ギガらくWiFiの他のプランの解約金は次の通りです。
最低利用期間 | 解約金 | |
---|---|---|
ベーシックプラン | 24ヶ月 | 残月数×3,278円(税込) |
ハイエンドExプラン | 24ヶ月 | 残月数×9,350円(税込) |
60ヶ月 | 残月数×3,740円(税込) |
つまりハイエンドExプランだと最大224,400円の解約金が発生しますが、ライトプランはいつの解約でも5,500円で済み、安く設定されています。
特徴の3つ目は「通信速度が遅く、使える機能が限定的」であることです。
まず通信速度の面で見ると、他のプランは最大1.3Gbpsなのに対してライトプランは867Mbpsと遅くなっています。
また、同時接続台数も他のプランが50台なのに対して30台と少なめです。また、SSID別のアクセス制限ができない他、いくつかの機能が利用できません。
料金や解約金が安い分だけ、性能や機能面で劣るのがライトプランになります。
1−3. ギガらくWiFiライトのキャンペーン
このように手軽にWiFi環境を構築して運用できるギガらくWiFiライトプランですが、キャンペーンは行われているのでしょうか?
まず提供元であるNTT東日本では、ギガらくWiFiライトプランに関して現在キャンペーンは行っていません。
そのためもし電話勧誘で「半年間無料」という話が出た場合、それが本当であればですが、そのキャンペーンは勧誘している代理店が独自に行っているサービスになります。
また、代理店によってはキャッシュバックキャンペーンを行っているところもあるようです。
では契約はNTT東日本と直接するよりも代理店を通した方がいいかというと、必ずしもそうではありません。
キャッシュバックをはじめとしたキャンペーンを適用する場合、その多くはオプションの加入等の条件があり、月額料金の支払いが高額になるケースが多いからです。
ですからキャンペーンには誘惑されず、メリットやデメリットをしっかりと検討することが重要です。
2. 勧誘がすごい?ギガらくWiFiライトのメリット・デメリット
勧誘がすごいと噂のギガらくWiFiライト。ここではギガらくWiFiライトの勧誘手法とメリット・デメリット、そしておすすめなケースについて確認します。
2−1. ギガらくWiFiライトの勧誘手法とは
まずはギガらくWiFiの勧誘手法を、ツイッターの書き込みを参考に見てみましょう。
- 何度もかけてくる
NTTのギガらくWiFiの勧誘オペレーターさん。大変なのはわかりますが、以前も同じ話でお断りしてますって言ってるのに話し続けるのやめてください。
あと、その誘導のやりかたどうかと思います。— 🦪 マ ス オ 🦪 (@MSOLikesOysters) November 22, 2019
- とにかくしつこい
ギガらくWiFiの今日もかかってきた(5回目ぐらい?)のですが、またかぁ。。と、ギガらくWiFiはお腹いっぱいだからもう良いです!切りますよ!って、なんか喋ってたけど切っちゃった(笑)
着歴みたら、何個かあるので拒否設定しました。
NTTの代理店を名乗る営業電話って詐欺みたいなのばっかり。— しげ (@shige_cycle) November 21, 2017
- 詳しい説明なし
親が電話の営業で勝手にギガらくwifi契約しててびっくらこいたわ。NTT代理店は全部拒否してたらしいけど、その時はNTTだって名乗ったらしくてハイハイ言ってたらいつの間にか契約してたみたい。契約金+違約金の説明無し+代理店じゃなくNTTって名乗ったあたりこりゃアウトだわってすぐに問い合わせした
— ケロケロッ (@frog_sings) May 30, 2019
ツイッターでギガらくWiFiの勧誘について調べると、特に多いのが「何度もかけてくる」、「しつこい」といったものです。断っても断ってもかけてきて、ひどいものでは従業員が生返事しただけで契約になったというものもありました。
次いで見られるのが「親が契約してしまった」というものです。これはギガらくWiFiに限らないのですが、詳しくない人に対して営業をかけ、契約をさせてしまうというものです。
ギガらくWiFiはプランによっては高額の解約金が発生するため、安易に契約するのはやめた方がいいサービスなのです。
2−2. ギガらくWiFiライトのメリット・デメリットは?
では、ギガらくWiFiライトのメリット・デメリットは何でしょうか?
2−2−1. ギガらくWiFiライトのメリット
まずメリットの一つ目は、知識がなくても職場にWiFi環境を安く構築出来て、運用面のサポートを受けられることです。
「お客さんからWiFiを利用したいと言われたけど、どうしたらいいか分からない」といった場合もあるでしょう。
そんな時にギガらくWiFiライトを利用すれば、簡単・安心に準備、運用することができます。
また二つ目のメリットは、しっかりとしたセキュリティの元運用できるため、顧客向けに提供する場合に安心なことです。
個人で設定した場合、セキュリティに関する知識がないと思わぬ落とし穴があって顧客などに迷惑をかけてしまうこともあります。
それに比べてギガらくWiFiは、セキュリティ面でもしっかりとサポートしてくれるため安心です。
2−2−2. ギガらくWiFiライトのデメリット
一方でギガらくWiFiライトのデメリットですが、一つ目は「知識のある人から見ると高い」ことが挙げられます。
まずアクセスポイントですが、アマゾンなどでは1万円台で購入することができます。
そしてWiFiはそんなに複雑でない使い方をするときには、アクセスポイントを購入していくつか設定をすれば、すぐに使い始めることができるのです。
つまり知識がある人から見ると、ギガらくWiFiは高いと言えます。
また二つ目のデメリットは、解約金が高いことが挙げられます。
ライトプランは他のプランよりも解約金が安いのですが、それでもインターネットサービスそのものを解約するとなった場合には、ギガらくWiFiを利用しているとその分だけ解約金が割り増しになってしまいます。
2−3. ギガらくWiFiライトプランおすすめの人は?
以上を踏まえてギガらくWiFiライトプランがおすすめな人は、次の通りです。
- ・ 顧客からのニーズが多い店舗型の事業を行っている場合
- ・ WiFi環境の構築、運用に不安のある場合
- ・ トラブル時にスピーディーな解決を求める場合
- ・ セキュリティ面を重視する場合
業種や業態などにもよりますが、これらのうち一つ、または複数に該当する場合には、ギガらくWiFiは有効と言えるでしょう。
3. 契約時の注意点とよくある質問
最後にギガらくWiFiの、契約時の注意点やよくある質問を見てみます。
3−1. 契約時には解約金も踏まえてプランを選ぼう
ベーシックプランやハイエンドExプランは、解約金が高額に設定されているため、合わない時にすぐ解約しづらくなっています。
そのため契約前にはギガらくWiFiが本当に必要か、そしてどうしてもそのプランでなければならないのかを、しっかりと検討してから契約しましょう。
特にハイエンドExプランは解約金が最大で22万円を超えるため、慎重に契約することをお勧めします。
ライトプランで十分な場合は結構多いようですよ。
3−2. WiFiがつながらなくなってしまった場合にはどうしたらいいの?
ギガらくWiFiを利用していてWiFiがつながらなくなってしまうことがあるかもしれません。
そんな時にはWiFiサポートセンターに連絡をしましょう。
電波干渉の調査を行い、場合によって設定変更を遠隔ですぐに行って、速やかに解消に努めてくれます。
3−3. フレッツ光以外のインターネットサービスでも利用が可能?
ギガらくWiFiは、インターネットに接続が可能な環境であれば、フレッツ光や光コラボでなくても利用することができます。
具体的にはauひかりやNURO光、地元のケーブルテレビなどの他社インターネットサービスでも利用することができます。
3−4. 最低利用期間は期間ごとに更新されるの?
ギガらくWiFiの契約で発生する解約金は、「最低利用期間利用しない場合」に発生します。
そのため、最低利用期間を過ぎた場合には、解約金は発生しません。
5. まとめ
ギガらくWiFiライトの料金や解約金、メリット・デメリットやおすすめなケース、そして契約時の注意点やよくある質問について解説をしました。
ギガらくWiFiライトは知識がなくても手軽にWiFi環境を構築・運用できるサービスですが、すべてのケースに合うものではありません。
またプランによっては高額の解約金を請求されてしまうため、契約は慎重に行う必要があります。しかし現在の状況にサービスが合うのかは、どうしても迷ってしまうことがあるでしょう。
そんな時には無料のインターネット相談窓口を利用してください。
掛かる費用に対して本当にメリットがあるのかを、豊富な経験と知識で親切丁寧に教えてくれます。
きっと相談してよかったと思えるはずですよ。
最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。
そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。
ちなみにここなんかおすすめです。↓
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら筆者も利用したことがある窓口ですのでぜひご利用ください!
- 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
- 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
- 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」