
光コラボを勧められて「安くなります!お得です!契約しないと損ですよ!」などと言われると気になってしまいますよね。近年光コラボレーションモデルの普及により勧誘が増えているのが実情です。
今回は(株)アイキューブ・マーケティングという会社が運営している光コラボ「アンドライン光」についてお話しようと思います。
- 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
- 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
- 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」
目次
1. アンドライン光とは?
アンドライン光とは、(株)アイキューブ・マーケティングという会社が運営している光コラボです。
(参考URL http://andline-hikari.net/)
通信回線はNTTのフレッツ光を使っており、通信速度は最大1Gbpsと高速です。運営会社の(株)アイキューブ・マーケティングは、2010年に設立された比較的新しい会社で、資本金300万円、従業員数33名という規模の会社です。事業内容は、コールセンターの運営や人材派遣などを行っている会社です。
また、このアンドラインは、NTTドコモが運営している光コラボのドコモ光の指定プロバイダ(タイプA)となっていますので、ドコモ光からプロバイダとしてアンドラインを選んで使うこともできます。
1−1.アンドライン光の料金詳細まとめ
アンドライン光の料金プランは自社プロバイダと光電話オプションがセットとなった料金設定になっています。
具体的には次のとおりです。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
料金 | 5,700円 | 4,450円 |
なお、この料金の金額は、アンドライン光公式サイトの「料金プラン」への掲載がないため「よくあるご質問」から引用しました。また、マンションプランの料金については、「andline光プラン利用規約」に記載されている料金と違っていますので、注意が必要です。
【アンドライン光の「料金プラン」項目】
(参考URL http://andline-hikari.net/price)
【アンドライン光の「よくあるご質問」項目】
(参考URL http://andline-hikari.net/faq)
【andline光プラン利用規約(抜粋)】
(参考URL http://andline-hikari.net/wp-content/uploads/a34536a62ef09e4ab0811389b620e6c8.pdf)
初期費用については次のとおりです。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,980円 | |
工事費 | なし |
戸建て | マンション | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,980円 | |
工事費 | 不明 |
なお、この契約事務手数料の金額は、アンドライン光公式サイトの「料金プラン」への掲載がないため「よくあるご質問」から引用しました。
そして、工事費については、公式サイト内に記載がなく、「andline サービス契約約款」からも工事費の項目が削除されていましたので「不明」としました。
【andline サービス契約約款(抜粋)】
(参考URL http://andline-hikari.net/wp-content/uploads/5ae304b19cce6c19136a809a9ba2925d.pdf)
料金が公式サイトの「料金プラン」項目に記載がないことと、マンションプランの料金が公式サイトの「よくあるご質問」に記載の料金と「andline光プラン利用規約」と違うこと、そして、工事費が不明なことが不安ですね。※2017年12月現在
1−2.速度は安定!?実際のところはどう?
新しい光コラボのためか、ネット上に通信速度についての情報はありませんでした。しかし、情報がないということは、通信速度が「遅い」という情報もありませんでしたので、利用者は概ね満足している可能性もありますね。
1−3.違約金や解約の手続きなど
まず、アンドライン光の契約期間は2年で、自動更新契約がありますので、更新好き以外での解約には、違約金がかかります。
違約金については、「andline サービス契約約款」では10,260円と記載されているのですが、「andline光プラン利用規約」には40,000円と記載がありますので、どちらが適用されるのか分かりません。
違約金が10,260円だと光コラボの一般的な違約金の相場どおりとなりますが、40,000円だったら、かなり高額な違約金設定で不安ですね。
また、工事費に残債がある場合は、解約の際に残債分が一括請求されるのですが、工事費が不明なことから、解約時にどれだけ工事費残債を請求されるのかわからないところも不安ですね。
【andline サービス契約約款(抜粋)】
(参考URL http://andline-hikari.net/wp-content/uploads/5ae304b19cce6c19136a809a9ba2925d.pdf)
【andline光プラン利用規約(抜粋)】
(参考URL http://andline-hikari.net/wp-content/uploads/a34536a62ef09e4ab0811389b620e6c8.pdf)
次に、アンドライン光の解約手続き方法ですが、電話による解約手続きとなります。なお、解約日が更新月以外であれば違約金などが発生しますので注意が必要です。
電話番号などは次のとおりです。
- 電話番号:0120-978-736
- 受付時間:11:00~20:00
もし、アンドライン光の契約書面を受け取ってから8日間であれば、違約金0円で解約できる可能性があります。インターネット回線にも、クーリングオフに似た「初期契約解除制度」という消費者保護制度があり、これにより契約解除を行うと違約金がかかりません。
この「初期契約解除制度」とは、契約書面の受領日を初日とする8日間が経過するまでは、電気通信事業者の合意なく利用者の都合のみにより契約を解除できるという制度です。
なお、「初期契約解除制度」による契約解除では、違約金は0円ですが、契約事務手数料や工事費については、定められた上限額までは支払う必要がありますので注意が必要です。
工事費用 | ・ 戸建て住宅に人員を派遣して行う工事 25,000円
・ 集合住宅等に人員を派遣して行う工事 23,000円 ・ その他の工事(人員派遣なし) 2,000円 ★土日・休日の場合は3,000円、 夜間・深夜の場合は10,200円を加算可能 (人員無派遣の場合は加算不可) |
---|---|
事務手数料 | 3,000円 |
(参考URL http://www.soumu.go.jp/main_content/000402245.pdf)
2.アンドライン光の評判と口コミが気になる
それでは、アンドライン光の評判と口コミをみていきましょう。
2−1.snsやネット情報から探ってみた!
アンドライン光の情報はありませんでしたが、価格.COMに、ドコモ光でのプロバイダとしてのアンドラインについての情報がありました。「何がサービスなのかさっぱり書かれていない」など、あまり良い評判とはいえないようです。
3.アンドライン光の料金詳細、評判や口コミから契約すべきか判断!
まず、料金については公式サイトの「料金プラン」の項目に料金の記載がなく、「よくあるご質問」に記載がありましたが、マンションプランの料金が「andline光プラン利用規約」に記載されている料金と違っていました。
このことから、アンドライン光の料金は「明瞭」とは言えません。
違約金についても、「andline サービス契約約款」では10,260円、「andline光プラン利用規約」では40,000円となっており、正確な違約金の金額が不明です。さらに、工事費については全く記載がありませんでした。
通信速度については、新しい光コラボのためか、情報はありませんでした。
以上のことから、アンドライン光については、料金など基本的なことが不明確ですので、あまり契約することはいかがかなと言った印象です。
3−1. アンドライン光をおすすめ出来る人はこんな人
ドコモ光のタイプAを利用している人ならば、プロバイダをアンドラインにしてみるのは「アリ」だと思います。通信速度についてのネガティブな評判がありませんでしたので、割と快適に使える可能性があります。
もし、速度が遅くても、ドコモ光の場合、手数料3,000円を支払えば別のプロバイダに変更できるので安心です。
3−2. アンドライン光のデメリットとは!
公式サイト上にせっかく「料金プラン」という項目があるのに、ココになぜ月額料金が記載されていなのか理由が分かりません。サービス内容や違約金、工事費についても不明瞭です。
とにかく、公式サイトでの情報が少なすぎるというのが、大きなデメリットですね。
4. まとめ
アンドライン光についてみてきましたが、とにかく情報の少ない光コラボでした。
インターネット回線は長期間使うものですので、しっかりと分かりやすく、多くの情報を開示している事業者と契約したほうが安心で安全です。
勧誘電話や訪問販売で「安くなります!お得です!契約しないと損ですよ!」などの営業トークに影響されないように注意して、情報をオープンにしているしっかりした事業者から情報を収集して、安心安全にインターネット回線を申し込みましょう!
最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。
そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。
ちなみにここなんかおすすめです。↓
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら筆者も利用したことがある窓口ですのでぜひご利用ください!
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