近年サービスがたくさん出てきている格安スマホ。
格安スマホ市場の中でも合理的で低料金を売りにしている「日本通信SIM」。
格安スマホは名前の通り、docomo、au、ソフトバンクの3大キャリアから電波を借り受け、安くスマホが使えることを目的としたサービスです。
さらに近年では料金以外の面で特徴を持った格安スマホが増えています。
・料金は他社の格安スマホより安いの?
・評判はどうかな?
・速度は遅くならないのかな?
日本通信SIMが気になっている人の中には、このような疑問を抱えている人も少なくないでしょう。
そこで本記事では日本通信SIMの最新のサービス詳細や評判からメリット・デメリットを整理し、おすすめできる人の特徴を徹底的に解説します。
結論から言うと、日本通信SIMは利用するデータ量が少ないほど他社よりも金額が安くなっており、データ量をたくさん使うほど相場の金額に近づいている印象を受けるサービスです。
また、自分の用途が日本通信SIMの契約に適しているのか判断に悩む場合は、下記の無料相談窓口に問い合わせてみてもよいでしょう。
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00
- 「光コラボに変えた途端、速度が不安定になった」
- 「今のネット環境ではオンラインゲームが楽しめない!」
- 「夜のピークタイムが非常に遅い!」
目次
1. 日本通信SIMとは
引用:日本通信SIM
日本通信SIMとは、東京都港区に本社を置く「日本通信株式会社」が提供する格安スマホサービスです。
日本通信株式会社は1996年に設立された上場企業で、通信業界という規制業種の中で、新しいモバイルサービスが創出される環境の整備に一旦を担うこと、そして、新しいビジネスモデルを具現するモデル企業として自ら実例をつくることを目的として設立されました。
これを俗に”breakage(ブレケッジ)”と呼びます。
ブレケッジはお客様が、無駄あるいは割高な料金を支払っていることを意味しています。
当社はこのブレケッジの問題に取り組み、お客様にとって合理的な携帯料金プランの提供を目指しています。
引用:日本通信SIM
1-1. 日本通信SIMのサービス詳細
では早速、日本通信SIMのサービス内容について解説します。
日本通信SIMには使い方に合わせた4つのプランがあります。
それぞれ見ていきましょう。
尚、本記事に記載する金額はすべて税込みです。
合理的シンプル290プラン
引用:日本通信SIM
まずは一番低容量で低価格な合理的シンプル290円プランから解説します。
月額基本料金 | 290円 |
---|---|
データ通信量 | 1GB |
データチャージ料 | 220円/1GB |
通話料 | 11円/30秒 |
かけ放題オプション | ・ひと月70分まで無料:700円/月 ・かけ放題:1,600円 |
合理的シンプル290プランの特徴は何と言っても月額が破格の290円という点でしょう。
データ通信に関しては、1GBまでの利用料がプランに組み込まれています。
また、1GB使い切ると速度制限にかかるという訳ではなく、100GBまでデータ使用量の上限を自分で決め、上限に到達するまでは1GB/220円ずつ自動チャージされます。
合理的みんなのプラン
引用:日本通信SIM
次に合理的みんなのプランについてです。
月額基本料金 | 1,390円 |
---|---|
データ通信量 | 10GB |
データチャージ料 | 220円/1GB |
通話料 | ・ひと月70分無料 または ・1回5分まで何度でも無料 無料通話以降11円/30秒 |
かけ放題オプション | かけ放題:1,600円 |
合理的みんなのプランは、1,390円の基本料金の中に10GBまでのデータ通信量と通話料ひと月70分無料、または1回5分まで何度でも通話無料が組み込まれています。
また、合理的シンプル290プランと同じように10GB使い切ると速度制限にかかるという訳ではなく、40GBまでデータ使用量の上限を自分で決め、上限に到達するまでは1GB/220円ずつ自動チャージされます。
合理的シンプルプランは100GBまで追加できますが、合理的みんなのプランは追加できる上限が30GBまでです。
合理的シンプル290プランと合理的みんなのプランを選ぶ基準は通信量を5GB未満で収まるかと通話をどのくらいするかがポイントになります。
合理的シンプル290プランで6GB使った場合は月額基本料金が合理的みんなのプランと同じ1,390円になります。
合理的みんなのプランは1,390円の中に通話無料オプションが含まれているので、こちらの方がお得になります。
合理的20GBプラン
引用:日本通信SIM
次に一番大容量な合理的20GBプランについてです。
月額基本料金 | 2,178円 |
---|---|
データ通信量 | 20GB |
データチャージ料 | 220円/1GB |
通話料 | ひと月70分まで無料 または ・1回5分まで何度でも無料 無料通話以降11円/30秒 |
かけ放題オプション | かけ放題:1,200円 |
合理的20GBプランは、2,178円の基本料金の中に20GBまでのデータ通信量と通話料ひと月70分無料、または1回5分まで何度でも通話無料が組み込まれています。
また、他のプランと同じように20GB使い切ると速度制限にかかるという訳ではなく、50GBまでデータ使用量の上限を自分で決め、上限に到達するまでは1GB/220円ずつ自動チャージされます。
合理的シンプル290プランは100GBまで追加できますが、合理的20GBプランは合理的みんなのプランと同じように追加できる上限が30GBまでです。
合理的かけほプラン
引用:日本通信SIM
次に通話をメインで使う人向けのプランです。
月額基本料金 | 2,728円 |
---|---|
データ通信量 | 3GB |
データチャージ料 | 220円/1GB |
通話料 | 完全かけ放題 |
合理的かけほプランは、2,728円の基本料金の中に3GBまでのデータ通信量が組み込まれています。
通話はどれだけかけても無料です。
また、他のプランと同じように3GB使い切ると速度制限にかかるという訳ではなく、33GBまでデータ使用量の上限を自分で決め、上限に到達するまでは1GB/220円ずつ自動チャージされます。
合理的シンプル290プランで3GB利用した際と合理的かけほプランで3GB利用した時の比較は以下の通りです。
プラン | 合理的シンプル290プラン | 合理的かけほプラン | |
---|---|---|---|
データ使用量 | 1GB | 3GB | 3GB |
月額基本料金 | 290円 | 2,728円 | |
データチャージ | – | 440円 | – |
通話オプション | 1,600円 | – | |
合計 | 1,890円 | 2,620円 | 2,728円 |
比較した結果、合理的かけほプランよりも合理的シンプル290プランにかけ放題のオプションをつけた方が安いことが分かりました。
合理的かけほプランは、かけ放題がデフォルトで組み込まれている以外にこれといった特徴もないので、通話をよくするのであれば純粋にオプション契約の方がお得です。
このように日本通信SIMには使い方に応じて様々なプランがあります。
プラン選びに悩む人や、他の選択肢と比較したい人は下記の無料相談窓口に問い合わせてみるのもよいでしょう。
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00
1-2. 日本通信SIMの初期費用と解約金
次に日本通信SIMの初期費用と解約金について解説します。
初期費用 | 3,300円 |
---|---|
契約期間 | なし |
解約金 | 0円 |
キャンペーン | なし |
日本通信SIMの初期費用は3,300円で、他社を見ても相場通りの金額です。
契約期間の定めがなく、解約金がかからない為、気軽に試すこともできます。
また、他社で見受けられるような契約時にキャッシュバック特典などがもらえるようなキャンペーンは実施していないようです。
1-3. 日本通信SIMのオプション
5Gオプション
月額料金 | 0円 |
---|
日本通信SIMはドコモの電波を利用しており、オプション申込することにより次世代モバイル通信である5G通信が利用できます。
ただし、5Gにすると4Gは使えますが3Gの通信が使えなくなります。
お子様を守るiフィルター
月額料金 | 396円 |
---|
お子様を守るiフィルターは、68種類のフィルタリングと機能制御で、有害サイトからお子様を守るサービスです。
フィルタリングサービスは、青少年などにふさわしくない情報や、その他インターネットで公開されている一部の情報を見られなくするもので、インターネットを通じたトラブルや青少年有害情報の閲覧を防ぐのに有効な手段です。法改正により、18歳未満のお子様に利用させる場合はフィルタリングサービスの使用が必須となっています。
子どもにスマホを持たせようとしている世帯にはおすすめのオプションです。
1-4. 日本通信SIMの特徴
ここまで日本通信SIMの各プランやオプションについて解説しましたが、次に日本通信SIMの特徴について解説します。
利用するのはドコモの電波
日本通信SIMはNTTドコモから電波を借りてサービス提供しています。
そのため利用できるエリアもドコモと同じです。
専用のアプリなしで通話がお得に
多くの格安スマホでは専用の通話アプリを使用しないと通話料がおとくにならなかったり、かけ放題が適用されなかったりします。
一方日本通信SIMでは専用の通話アプリなしでお得な通話料やかけ放題が実現できます。
5G通信に対応している
先程オプションの部分で解説したように、日本通信SIMは5G通信に対応しています。
現状格安スマホで5G通信に対応しているサービスは多くないため、5G通信に対応している点は、日本通信SIMの利点のひとつでしょう。
eSIMに対応している
eSIMとは「embedded SIM」の略で、「埋め込み型のSIM」という意味です。
通常スマートフォンは端末のSIMカードスロットにプラスチックのSIMカードを挿入することで携帯電話として利用することができますが、eSIMは端末自体に遠隔で通信情報を認識できるため、物理的なSIMカード不要で利用することができます。
申込時にSIMカードの郵送を待つ必要もありませんし、複数のSIMの併用も可能です。
尚、eSIMを利用するためには端末もeSIMに対応している必要があります。
対応端末は以下の通りです。(クリック・タップすることで端末の詳細を確認できます)
●iPhone
・iPhone14モデル
・iPhone13モデル
・iPhone12モデル
・iPhone11モデル
・iPhoneXSモデル
・iPhoneXR
・iPhoneSE(第2世代、第3世代)
●iPad(データ通信のみ利用可能)
・iPad Pro 11インチ(第1世代、第2世代、第3世代)
・iPad Pro 12.9インチ(第3世代、第4世代、第5世代)
・iPad Air(第3世代、第4世代、第5世代)
・iPad(第7世代、第8世代、第9世代)
・iPad mini(第5世代、第6世代)
●android端末
eSIM対応で、EIDの先頭8桁が下記から始まる端末に対応しています。
「89049032」、「89033023」、「89033024」、「89043051」、「89043052」
※EIDの確認方法
「設定」⇒「デバイス情報」⇒「SIMステータス」(メーカーによって確認手順が異なります)
※EIDが条件を満たしていても「アクティベーションコード(Activation Code)」が必要な端末では、利用することができません。
データチャージ料金が格安
日本通信SIMはプランに含まれているデータ通信を使い切った場合、1GBあたり220円で追加できます。
実はこれ、めちゃめちゃ破格なんです。
参考までに他社と比較してみます。
サービス名 | 1GBのデータチャージ料金 |
---|---|
日本通信SIM | 220円 |
LIBMO | 330円 |
yuモバイル | 330円 |
mineo | 550円 |
IIJmio | 220円 |
UQmobile | 550円 |
Y!mobile | 1,100円 |
データ通信量は繰り越しできない
月間の通信容量がプラン内の容量まで使わなかった際、余ったデータ量は翌月に繰り越せません。
ちなみに、格安スマホでは繰り越しできないサービスか、あるいは繰り越せても翌月までというサービスがほとんどです。
その中でも、「yuモバイル」という格安スマホは余った通信量を永久的に繰り越せるという特徴を持っています。
気になる方は下記の記事でyuモバイルについて解説しているので参考にしてみて下さい。
「y.u mobile(yuモバイル)の評判は?料金や速度など徹底レビュー!」
2. 日本通信SIMと他社の料金比較
ここまで日本通信SIMのサービス内容について解説しましたが、実際日本通信SIMは他社と比較して安いのでしょうか?
データ通信量別にキャリアのサブブランドや他社格安スマホと比較してみました。
サービス名 | 月額料金 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
日本通信SIM | 290円 | 730円 | – | 1,390円 | 2,490円 (2,178円) | 2,178円 |
LIBMO | – | 980円 | – | 1,518円 (8GB) | – | 2,728円 |
yuモバイル | – | – | 1,070円 | 2,970円 | – | 4,170円 |
mineo | 1,298円 | – | 1,518円 | 1,958円 | – | 2,178円 |
IIJmio | 850円 (2GB) | – | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
UQmobile | 990円~ | 1,078円~ (4GB) | – | – | 2,178円~ | 3,278円 |
Y!mobile | – | 1,078円~ (4GB) | – | – | – | 2,178円~ |
日本通信SIMの15GBの料金は、10GBの合理的みんなのプランに5GBチャージするよりも、20GBの合理的20GBプランの方が安くなっています。
比較した結果、1GB利用時の日本通信SIMは際立って安いことが分かります。
データ通信量が増えていくにあたって、料金も相場に近づいている印象です。
- 「光コラボに変えた途端、速度が不安定になった」
- 「今のネット環境ではオンラインゲームが楽しめない!」
- 「夜のピークタイムが非常に遅い!」
3. 日本通信SIMの評判や口コミ
次に日本通信SIMの評判や口コミを紹介します。
評判を調査する中で当然良い評判もあれば悪い評判もありました。
本記事では日本通信SIMの評判についてフラットに紹介します。
3-1. 日本通信SIMの良い評判と口コミ
まずは良い評判からです。
1ヶ月のスマホ料金293円💡
ほんとに安い。安すぎる(笑)
日本通信SIMおすすめです。 pic.twitter.com/cEDQZ9iWTq— マーク86 (@lu7H9dTDZcggaFo) October 24, 2023
X(旧Twitter)に寄せられた口コミです。
1ヶ月のスマホ料金293円で抑えられるなんて、一昔前では考えられませんでしたね(笑)
ワイモバイルから日本通信SIMに乗り換え!
10GB&70分通話込みの縛りなしで月額¥1,400くらい懸念してた昼間の通信速度も問題なさそう pic.twitter.com/H35wgElIdF
— りょーへい@ハイブリッドワーカー目指す (@Ryohei_growth) June 30, 2023
こちらはY!mobileから日本通信SIMに乗り換えた方からの投稿です。
通信速度も問題なく使えているようですね。
日本通信SIMに切替えて再測定。楽天モバイルの1/3の値段で速度は100倍。 pic.twitter.com/lgaAWZ0oIE
— nao5514 (@nao5514) October 20, 2023
こちらは楽天モバイルと比較している方からの投稿です。
値段は安くなったのに、速度はむしろかなり良くなっていますね。
・懸念したほど通信速度は悪くない
日本通信SIMの良い評判を調査したところ、やはり料金について魅力を感じている人が多かったです。
その上で通信側についても問題なく使えているという口コミも多数ありました。
3-2. 日本通信SIMの悪い評判と口コミ
次に悪い評判です。
前提として、ユーザー心理的にネガティブな体験をしたときこそ口コミを投稿したくなるものなので、悪い評判がないサービスなんてほとんど見たことがありません。
悪い評判については「こういう体験をした人もいるんだ」という感覚で見るのがちょうど良いでしょう。
左:LINEMO低速モード(ソフトバンク回線)
右:日本通信sim(docomo回線)
LINEMOのデータ使い果たしちゃったので、日本通信sim使ってますが、昼休みのdocomo回線マジで酷いな。これなら低速モードでもLINEMO使った方が快適だぞ。日本通信はほんといいプランだと思いますがdocomo回線なとこだけが欠点だな… pic.twitter.com/EHUVjEMODV— ペイの実 (@paynomi) October 24, 2023
こちらはLINEMOの低速モードと日本通信SIMの速度比較をしている方からの投稿です。
LINEMOは低速モードなのにもかかわらず、日本通信SIMの方が下りの速度が遅い結果となっています。
問題なく使えている人もいれば、速度が出ていない人もいるようですね。
デカスマホが嫌で、極小スマホ「jelly2」にしました。あと日本通信SIMは社内で電波 途切れて通知こないので、ahamoのSIMへ変更。 pic.twitter.com/RMr8Cq8JAK
— Nohara Hiropi🧦 (@tosaka_cocco) July 18, 2023
こちらも通信環境に関わる口コミです。
日本通信SIMでは電波が途切れるためahamoに切り替えたようですが、どちらもドコモの電波を使用していますが、日本通信SIMなど格安スマホはドコモから電波を借り受けて提供しているサービスですが、ahamoはドコモ本体の別プランになるため、保持している通信回線量が異なります。
そのため、ahamoの方が安定しているという状況なのでしょう。
通信速度の検証や比較は後程解説します。
・電波が途切れる
日本通信SIMの悪い評判については、通信速度によるものばかりでした。
実際速度について良い評判も多数あり、悪い評判との割合は半々程度の印象です。
正直速度に関しては使ってみないと何とも言えない部分がありますが、日本通信SIMは契約期間もなく、MNP転出手数料もかからないので、試してみて思うように使えなければ他社に乗り換えることもアリでしょう。
4. 日本通信SIMの通信速度について
日本通信SIMの評判を調査した際に、通信速度について賛否両論の声があったため、さらに深堀してみます。
4-1. 格安スマホの通信速度事情
日本通信SIMに限らず、格安スマホは大手キャリアのネットワーク設備を借り受けてサービスを提供しています。
格安スマホの通信速度は、大手キャリアから借り受けている通信回線量によって異なるため、キャリアとの直接契約はもちろん、Y!mobileやUQモバイルなどといった大手キャリアのサブブランドより速度は劣ります。
そのため、サービス提供会社がどの程度設備投資できているかという点が肝になってきますが、日本通信SIMの運営会社である日本通信株式会社が上場企業であるという点を踏まえても、ある程度設備増強に投資しているのではないかと考えられます。
4-2. 日本通信SIMの平均実測値
格安スマホの通信速度事情について説明しましたが、実際に日本通信SIMの利用者はどのくらいの実測値が出ているのでしょうか?
数多のスマートフォン、インターネット回線の速度統計が寄せられる「みんなのネット回線速度」にて実測値の平均を見てみます。
以下の値は2023年10月27日時点の3カ月平均です。
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 56.9ms | 85.63Mbps | 10.22Mbps |
昼 | 61.17ms | 14.53Mbps | 9.59Mbps |
夕方 | 52.46ms | 39.64Mbps | 7.39Mbps |
夜 | 50.12ms | 46.7Mbps | 8.73Mbps |
深夜 | 50.14ms | 70.0Mbps | 11.81Mbps |
この中で最も重要視すべきことは下りの数値でしょう。
下りというのはダウンロードのことで、ネットサーフィンや動画視聴などをする際に下りを使います。
一方、上りとはアップロードのことで、動画配信やオンラインゲーム、WEB会議などで画像や動画を送る際に使います。
上りを使うような用途は大体Wi-Fi環境下で使うことがほとんどではないでしょうか?
また、pingとはインターネットの反応速度のことを示します。
FPSなどのオンラインゲームで快適に使える基準は20ms以下と一般的に言われていることもあり、こちらもWi-Fi環境下で使った方が良さそうです。
4-3. 下りの数値はどのくらい出ていればいい?
では実際にどのくらい数値が出ていれば快適にインターネットが使えるのでしょうか?
あくまで目安となりますが、用途別に必要な下りの数値を解説します。
速度 | 用途 |
---|---|
100Mbps | ・オンラインゲーム |
30Mbps | ・高画質動画視聴 |
10Mbps | ・標準画質動画視聴 ・ネットサーフィン |
1Mbps | ・テキスト送受信 |
上記の目安から考えると、日本通信SIMの速度平均値では、昼の時間帯は高画質動画を視聴する場合読み込みに時間がかかるなどストレスがあるかもしれませんが、他の時間帯では概ね問題なく高画質動画でも視聴できそうです。
ただオンラインゲームをするには厳しいかもしれません。
4-4. 通信速度他社比較
ここまで日本通信SIM速度を中心に解説しましたが、他社と比べて日本通信SIMの速度はどうなのでしょうか?
使うことの多い下りの平均値を比較してみました。
サービス名 | 通信速度 | ||||
---|---|---|---|---|---|
朝 | 昼 | 夕方 | 夜 | 深夜 | |
日本通信SIM | 85.63Mbps | 14.53Mbps | 39.64Mbps | 46.7Mbps | 70.0Mbps |
LIBMO | 74.53Mbps | 5.9Mbps | 13.42Mbps | 31.85Mbps | 60.24Mbps |
yuモバイル | 53.43Mbps | 27.25Mbps | 80.67Mbps | 43.34Mbps | 69.55Mbps |
mineo | 47.0Mbps | 14.62Mbps | 25.26Mbps | 32.33Mbps | 57.32Mbps |
IIJmio | 54.35Mbps | 11.21Mbps | 36.12Mbps | 39.07Mbps | 60.9Mbps |
UQmobile | 89.47Mbps | 65.39Mbps | 78.09Mbps | 74.62Mbps | 105.18Mbps |
Y!mobile | 138.62Mbps | 58.24Mbps | 97.1Mbps | 87.38Mbps | 125.8Mbps |
比較した結果、UQmobileやY!mobileといったサブブランド勢は速度が出ているなという印象です。
一方で格安スマホの中ではyuモバイルが頭一つ抜け出している結果となりました。
それ以外の格安スマホより日本通信SIMの速度が速い結果となりました。
- 「光コラボに変えた途端、速度が不安定になった」
- 「今のネット環境ではオンラインゲームが楽しめない!」
- 「夜のピークタイムが非常に遅い!」
5. 日本通信SIMが遅い、繋がらない時の対処法
次に、日本通信SIMが急に遅くなった、繋がらない時の対処法について解説します。
遅くなる原因は様々ですが、本章では遅くなった原因が端末側にあった場合の対処法について解説します。
5-1. 端末の再起動
まず、すぐに試せる対処法として、まずは端末の再起動を試してみてください。
方法は端末の電源を切り、数分を空けて電源を入れ直します。
インターネットが不調な際の一般的な応急処置になりますので、これだけで解決する可能性があります。
5-2. simカードの抜き差し
端末の再起動を試しても改善しない場合はsimカードの抜き差しを試してみてください。
一般的な端末は側面にsimカードスロットがあり、安全ピンなど先の細いものでスロットの穴を押すとsimカードを抜き差しできます。
simカードの接触不良が原因だった場合はこれで改善できます。
これらを試しても改善しない場合は端末やsimカード自体の不具合、またはyuモバイル側の問題が考えられるため、問い合わせる必要があります。
6. 日本通信SIMのよくある質問
次に日本通信SIMのよくある質問をまとめます。
6-1. 支払い方法は?
日本通信SIMの支払い方法はクレジットカードのみです。
デビットカード、コンビニ払い、銀行振込などは現在対応していません。
6-2. 今使っている電話番号はそのまま引き継げる?
電話番号はそのまま引き継げます。
引き継ぎ方法は、日本通信SIMの申し込み方法を後程解説するので、そこで詳しく記載します。
6-3. 新規申し込みの際、電話番号は選べる?
電話番号は選べません。
6-4. 何回線まで契約できる?
契約者ひとりにつき、最大5回線まで契約ができます。
尚、未成年は契約ができない為、子供が未成年の場合は両親の名義で契約する必要があります。
その際に契約者名義とクレジットカードの名義が一致していないと契約ができません。
6-5. SIMカードのサイズは?
日本通信SIMでは、マルチカットSIMという自分で希望のサイズにカットして利用できるSIMカードを採用しています。
標準SIMカード、microSIMカード、nanoSIMカードに対応しています。
尚、eSIMを選ぶ場合、SIMカードは必要ありません。
6-6. デザリングはできる?
デザリングに対応している端末であれば利用可能です。
尚、他社で見受けられるようなデザリングの利用制限はなく、月額料金無料で利用できます。
6-7. スマホ端末は日本通信SIMから購入できる?
スマホ端末を日本通信SIMは販売していない為、自身で用意する必要があります。
日本通信SIMはドコモの電波を利用するため、SIMフリー端末かドコモのスマホである必要があります。
尚、auやソフトバンクのスマホでもSIMロック解除をすれば利用可能です。
6-8. セット割はある?
自宅のインターネット回線とのセット割や、家族割といったセット割引が日本通信SIMにはありません。
7. 日本通信SIMのメリット・デメリット
ここまで日本通信SIMについて解説してきましたが、ここでメリットとデメリットを整理し、おすすめできる人の特徴を解説します。
7-1. 日本通信SIMのメリット
まずはメリットからです。
・データチャージも「220円/1GB」と安い
・専用の通話アプリなしでお得に使える
・フィルタリングオプションがあり、お子様にも安心
とにかく月額料金が安い
やはり何と言っても日本通信SIMの最大のメリットは月額料金の安さでしょう。
特にデータ通信使用量が少ないときの月額料金は他社と大きく差が出ることがわかります。
290円/1Gでスマホが持てる時代が来るなんて、数年前には考えられませんでした。
データチャージも「220円/1GB」と安い
プラン内のデータ超過後も220円/1GBでチャージができます。
キャリアだと1GBあたり1,100円かかるので、これも大きな日本通信SIMのメリットと言えます。
専用の通話アプリなしでお得に使える
格安スマホで通話料をお得にする場合や、かけ放題を適用する場合には専用のアプリから発信しなければならないことが多いです。
しかし日本通信SIMの場合は専用のアプリを使用することなく通話料がお得になり、かけ放題も適用できます。
フィルタリングオプションがあり、お子様にも安心
どんどんインターネットが普及して便利になる一方、インターネット犯罪も比例して増えています。
子どもに安いスマホを持たせたい反面、インターネットトラブルに巻き込まれる不安もあるなか、フィルタリングオプションを提供している点は安心できますね。
7-2. 日本通信SIMのデメリット
次にデメリットです。
・キャンペーンの実施がない
・スマホ端末は自分で用意する必要がある
・セット割がない
キャリアやサブブランドより速度は劣る
格安SIMは大手キャリアから電波を借りて提供しています。
通信速度比較をしたように、どうしてもキャリアやサブブランドよりは速度が劣ることが分かりました。
一方で、格安スマホの中では速度が優秀な方であることも分かりました。
キャンペーンの実施がない
日本通信SIMではキャッシュバックなどのキャンペーンを実施していません。
ただ月額料金が非常に安いのでこれは仕方ありませんね。
スマホ端末は自分で用意する必要がある
日本通信SIMではスマホ端末を販売していない為、端末は自分で用意する必要があります。
ただ、今使っている端末はそのままで、SIMのみ入れ替えるということも可能です。
もし今使っている端末がauかソフトバンクのものであればSIMロック解除が必要なので忘れずに行いましょう。
セット割がない
ドコモ光を使っていると、家族のドコモスマホが全員お得になるというようなセット割が日本通信SIMにはありません。
セット割から外れると元のインターネット回線の月額料金も上がってしまうなんていうトラブルも耳にします。
自分が日本通信SIMにすることで、トータル的にデメリットが出ないかは専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00
7-3. 日本通信SIMをおすすめできる人の特徴
・格安スマホを子どもに持たせたい人
・通話の多い人
特に、普段のデータ通信量が1GB前後の人にはお勧めしたいサービスです。
290円/1GBでスマホが使えるのは破格ですし、仮に1GB超過してしまった月があっても、データチャージも安いため、510円/2GBとこちらも破格です。
8. 日本通信SIMと合わせて使いたい光回線の選び方
ソフトバンクスマホならソフトバンク光やNURO光、ドコモスマホならドコモ光で光回線とスマホをセット契約にすることで割引になるサービスがありますが、日本通信SIMには光回線とのセット割引がありません。
その為、スマホを日本通信SIMに切り替えるのであれば、光回線もシンプルに安く、速度も速い回線に切り替えることをおすすめします。
8-1. ソフトバンク光でおうち割光セットを受けていた人は特に注意
ソフトバンク光とソフトバンク・ワイモバイルスマホをセット契約することで受けられる割引の「おうち割 光セット」ですが、このおうち割光セットを契約している場合、スマホを日本通信SIMに切り替えることで、ソフトバンク光の月額料金が上がる可能性があります。
理由はおうち割光セットの適用条件にあり、下記オプションの加入が必須
オプション | 月額料金 | 備考 |
---|---|---|
光BBユニットレンタル | 513円 | ソフトバンクが提供するルーター 接続することでIPv6の高速通信が実現 |
Wi-Fiマルチパック | 1,089円 | 光BBユニットに無線LAN機能を与える 全国のBBモバイルポイントで公共無線LANが使える |
ホワイト光電話 | 513円 | 固定電話サービス 3つのうちいずれかに加入必須 |
光電話(N) | 550円 | |
BBフォン | 0円 |
ソフトバンク光はソフトバンク・ワイモバイルスマホとセット契約することで上記のオプションが合計月額550円になる仕様となっています。
つまり、ソフトバンク・ワイモバイルとソフトバンク光をセット契約していた時に、上記のオプションがセット金額で550円になっていたものが、日本通信SIMに切り替えることで上記のオプションがすべて単品契約となり、月額料金が上がってしまいます。
オプションを解約すればいいんじゃないの?と考える人もいるでしょうが、今までBBユニットで無線LANを使用していたのであれば自分で無線LANルーターの購入が必要ですし、BBユニットがなくなることでIPv6接続ができなくなります。
他社光回線の中にはオプションではなく標準でIPv6接続ができたり、契約時に無線ルーターをプレゼントや無料レンタルができたりするサービスもあるので、切り替えを検討することをおすすめします。
切替先に悩む場合は、数多の光回線からフラットに比較して、適正なサービスを見極めてくれる無料の相談窓口に問い合わせてみましょう。
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00
8-2. 提供エリア内であれば電力会社の光回線がおすすめ!
提供エリアは限られてきますが、地域の電力会社が運営する光回線サービスは他社と比較して安価に利用できます。
また、使用する回線はNTT回線ではなく独自回線を利用しているため、通信が混み合いにくく、速度が出やすい傾向にあります。
速度にこだわりたい人は、10Gプランを提供しているサービスもあるため検討の余地ありです。
参考までに電力会社が提供しているサービスと1Gプランの月額料金を一部紹介します。
サービス名 | 月額料金 | |
---|---|---|
戸建 | マンション | |
コミュファ光 | 5,170円 | 4,070円 |
eo光 | 2,380円~ | 3,436円~ |
MEGAEGG | 4,620円~ | 3,520円 |
ピカラ光 | 4,620円 | 3,520円 |
BBIQ | 4,070円~ | 3,300円~ |
8-3. 通信速度にこだわるならauひかりがおすすめ!
KDDIが提供するauひかりもNTT回線ではなく独自回線を用いており、速度の統計が優秀です。
種別 | 戸建 | マンション |
---|---|---|
月額料金 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 | 4,180円 |
工事費 | 41,250円 → キャンペーンにて実質無料 | 33,000円 → キャンペーンにて実質無料 |
契約期間 | 3年自動更新 | 2年自動更新 |
違約金 | 5,720円 | 4,180円 |
キャンペーン | ・他社違約金最大30,000円還元 ・上乗せキャッシュバック最大25,000円 ・その他特典あり 詳しくは「ネット回線コンシェルジュ」まで確認 |
auひかりは月額料金も一般的で、キャンペーンも充実しています。
KDDIの提供するサービスですが、携帯電話がauでなくても変わらず申し込みできる点もメリットです。
ただし、auひかりはサービス提供していないエリアも多々あるため、確認が必要です。
- 「光コラボに変えた途端、速度が不安定になった」
- 「今のネット環境ではオンラインゲームが楽しめない!」
- 「夜のピークタイムが非常に遅い!」
9. 日本通信SIMの申し込みから開通までの流れ
最後に、日本通信SIMの申し込みから開通までの流れを解説します。
先述したおすすめできる人の特徴に当てはまる方は是非参考にしてください。
①スマホ端末を用意する
まずは使用するスマホ端末を用意しましょう。
日本通信SIMのはドコモ回線を利用しているため、使える端末はSIMフリー端末かドコモ端末のみです。
ただし、auやソフトバンクの端末でも、キャリアに問い合わせてSIMロック解除手続きを行うことで、SIMフリー端末として使えます。
・au、ソフトバンク端末→SIMロック解除してから②へ
②契約に必要なものを揃える
端末が準備できる目途が立ったら、他に必要なものを揃えましょう。
・本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカード
・メールアドレス:キャリアメール以外のGmailやヤフーメールなど
③MNP予約番号を取得する
MNP予約番号とは、他社から乗り換える際に同じ電話番号を継続するために、手続き上必要な番号です。
電話番号を引き継ぐのではなく、新たに電話番号を発行してもらう場合、③は飛ばしてください。
MNP予約番号は現在契約している事業者に問い合わせるかWEB上で発行可能です。
発行窓口の連絡先やURLは以下の通りです。
尚、携帯ショップへ足を運ぶ方法もありますが、その場合でも結局下記の問い合わせ先に繋いでもらう形になるので、直接発行窓口に連絡するかWEBで手続きする方がスムーズです。
キャリア | 問い合わせ先 | 受付時間 |
---|---|---|
ドコモ | ドコモ携帯から:151 | 9:00~20:00 |
一般電話から:0120-800-000 | ||
WEB:My docomo | 9:00~21:00 | |
ソフトバンク | 電話:0800-100-5533 | 9:00~20:00 |
WEB:My Softbank | ||
au | 電話:0077-75470 | 9:00~20:00 |
WEB:My au |
尚、取得したMNP予約番号には15日間の有効期限が設定されていますが、日本通信SIMの手続きの際、7日間以上有効期限が残っていなければ手続きができないので、MNP予約番号取得後は速やかに申し込み手続きを行いましょう。
④WEBから日本通信SIMの申し込み
ここまで必要なものが揃ったら、早速申し込みをしましょう。
画面通りに進めていけば基本的に難しくありませんが、下記の動画で申し込み完了までの手順が詳しく解説されています。
⑤SIMカードを装着し、初期設定をする
eSIM以外で無事SIMカードが届いたら、事前に用意したスマホ端末に装着し、初期設定を行いましょう。
・iPhoneのSIMカード装着方法
・androidのSIMカード装着方法
SIMカード装着後、iPhoneの場合はプロファイルをインストール、androidの場合はAPN設定をし、初期設定を済ませて利用開始です。
尚、他社からMNP乗り換えする場合は、日本通信SIMのマイページより、回線切り替えの手続きが必要です。
ログインした後に、「MNP回線切り替え」のボタンをタップし、SIMに記載されている15桁の番号を入力し、「切り替える」のボタンをタップして完了です。
尚、設定方法は付属の説明書に詳しく記載されています。
10. まとめ
以上、格安スマホの日本通信SIMについて解説しました。
日本通信SIMは利用するデータ量が少ないほど他社より圧倒的に月額料金が高く、データ量をたくさん使うほど相場の料金に近づいていく印象を受けました。
5G通信にも対応しており、ニーズに合うユーザーは多いのではないかと思いました。
最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。
そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。
ちなみにここなんかおすすめです。↓
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら筆者も利用したことがある窓口ですのでぜひご利用ください!
- 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
- 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
- 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」