光回線が田舎過ぎてこない!速度が遅い場合のインターネットを使う方法とは

田舎画像

田舎に住んでいると、「光回線が通っていない」、「ネットの速度が遅い」と困ることがありますよね。

例えば転勤や引っ越しで都会から田舎にくると、オンラインゲームや動画閲覧などは光回線でないとストレスが溜まってしまうでしょう。

結論から言うと、光回線の代わりになるサービスはたくさんあり、使い方によっておすすめは変わります。また、フレッツ光回線以外の光回線サービスで利用できるところがないか調べるのもよいでしょう。

今回は、光回線のない田舎でも十分な速度でインターネットを使える方法やおすすめのインターネット回線、光回線をどうしても引きたい時の対処法などを解説します。

田舎に住んでいてネットの速度に不満を持っている方は、特に注目ですよ。

1.光回線が田舎できていない場合のインターネット活用方法5選

まずは、光回線が通っていない田舎でもインターネットを使う方法を5つ紹介します。

1−1. ホームルーター

ホールルーターとは、コンセントに差すだけで無線でのインターネットが使える一方で、自宅以外での使用はできないインターネット回線サービスのことです。

例えばCMで有名なソフトバンクエアーやドコモのhome5Gは、ホームルーターを利用できるサービスです。

ソフトバンクエアー画像

画像引用元:https://www.softbank.jp/internet/special/air5/

ホームルーターは、スマホなどに使われているモバイル回線で通信をするため、光回線が通っていなくてもスマホが使える地域であれば利用することができます。

ただし利用の際には「使う場所」の登録が必要で、自宅以外に持ち運ぶと契約違反で使えなくなる恐れがあるので、注意が必要です。

1−2. モバイルルーター

モバイルルータ画像

画像引用元:https://www.uqwimax.jp/wimax/

モバイルルーターは、ポケットに入る程度の大きさで無線でのインターネットができ、バッテリーが内蔵されていて持ち運びを前提としたインターネット回線サービスのことです。

例えばCMでよく目にするWiMAXやYahoo!のポケットWiFiは、モバイルルーターの一種です。

モバイルルーターは、モバイル回線やWiMAX回線を使って通信をするため範囲が広いのが特徴で、光回線が通っていない地域でも使える可能性があります。

また、持ち運びを前提としている小型の機器なので、外出先でネットを利用したい人に特におすすめです。

1−3. ケーブルテレビ

ケーブルテレビは、光回線と同軸ケーブルを組み合わせて自宅に線を引き込み利用する、テレビの視聴だけでなくネットも使えるサービスです。

ケーブルテレビの会社は各地域にあり、住んでいる場所によって契約する会社は異なります。

ケーブルテレビは光回線を利用できない地域でも使える可能性がある一方で、速度の遅い同軸ケーブルを通るため、光回線よりも通信速度が遅いのがネックです。

それでもテレビをよく見る人や趣味に絡んだ番組を見たい人は、合わせてネットも使えるようになるため、おすすめです。

1−4. スマホで代用

続いて、スマホのテザリングで代用する方法もあります。

テザリングとは、ネットにつながる機器をアクセスポイントとして利用する方法のことで、主にデータ通信のできるスマホが使われます。

テザリングのメリットは、スマホを使えるエリアでなら設定一つで簡単にネットを見られるようにできることで、もしデータ通信無制限のプランならば追加料金はかかりません。

対してデメリットは通信速度が遅いことで、テザリングは最大100Mbps出ると言われていますが、実質10Mbps程度と遅く、動画の視聴には向いていません。

またもう一つのデメリットはスマホのデータ容量を消費することで、スマホが無制限プランでなく定量制プランの場合は、使いすぎると速度制限がかかってしまいます。

しかしスマホ一つで手軽にネットが見られるようになるので、費用をかけずネットを利用したい人にはおすすめです。

1−5. スターリンク

スターリンク画像

画像引用元:https://www.starlink.com/

スターリンクとは、米国のスペースX社が提供する低軌道衛星を使った無線型のインターネット通信サービスのことです。

スターリンクは低軌道衛星との無線通信でネットが見られるようにするため、光回線の通っていないような田舎でも利用できる可能性が十分にあり、速度も高速と評判です。

ただ一方で、小型の受信機を設置し衛星との通信に適した位置・角度に調整する必要があり、さらに初期費用や月額利用料が高めとなっています。

2.光回線がない田舎でおすすめのインターネット回線

次に、光回線のない田舎でおすすめのインターネット回線を5つ紹介します。

2−1. ソフトバンクの「ソフトバンクエアー」

ソフトバンクエアー画像

画像引用元:https://www.softbank.jp/internet/special/air5/

ソフトバンクエアーは、コンセントに差すだけでネットが利用できるホームルーターです。

ソフトバンクエアーの特徴は、次の通りです。

  • 5Gで高速通信が可能
  • データ量無制限
  • 本体のレンタルが可能
  • スマホ割がある

特にソフトバンクのスマホを利用していると、スマホ割で1回線当たり毎月最大2,100円が割引され、家族にも適用可能なのでとてもお得です。

ソフトバンクエアーの料金は、次の通りです。

項目詳細
月額料金+本体代本体購入:5,368円/月

レンタル:5,907円/月

契約事務手数料3,300円
解約金なし

ソフトバンクエアーは本体を購入とレンタルから選べ、本体代込みで上記の料金になっています。

なお、本体購入の場合には本体代分割払い額と同額の割引が受けられるので実質本体代が無料となります。

以上のことからソフトバンクエアーは、ソフトバンクスマホユーザーの方におすすめです。

2−2. auの「ホームルーター」

auのホームルーターもソフトバンクエアーと同じく、コンセントを差し込むだけでインターネットが使えるホームルーターです。

auのホームルーターの特徴は、次の通りです。

  • 5Gで高速通信が可能
  • データ量無制限
  • 最短3日で自宅に届く
  • スマホ割がある

特にauのスマホを利用していると、スマホ割で1回線当たり毎月最大1,100円が割引され、家族にも適用可能なのでとてもお得です。

auのホームルーターの料金は、次の通りです。

項目詳細
月額料金5,170円/月
契約事務手数料3,300円
本体代実質無料
解約金なし

auのホームルーターは月額5,170円で利用でき、初期費用は契約事務手数料の3,300円のみです。

そして本体は購入が必要ですが、本体代と同様の割引を受けられるため実質無料です。

なお、契約期間の定めがなくいつ解約しても解約金は発生しません。

以上のことからauのホームルーターは、auスマホユーザーの方におすすめです。

2−3. ドコモの「home5G」

ドコモhome5G

画像引用元:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/special/home-router/u29support_2023_2nd/

ドコモのhome5Gもソフトバンクエアーやauのホームルーターと同じくコンセントに差し込むだけでネットが利用でき、開通工事が不要なホームルーターです。

home5Gの特徴は、次の通りです。

  • 5Gで高速通信が可能
  • データ量無制限
  • 最短3日で自宅に届く
  • スマホ割がある

特にドコモのスマホを利用していると、スマホ割で1回線当たり毎月最大1,100円が割引され、家族にも適用可能なのでとてもお得です。

home5Gの料金は、次の通りです。

項目詳細
月額料金4,950円/月
契約事務手数料オンラインショップ:無料

その他:3,850円

本体代71,280円

※36回分割払いあり

解約金なし

home5Gは月々4,950円で利用でき工事代がかかりませんが、本体を購入する必要があります。なお、解約金はありません。

以上のことからhome5Gは、ドコモスマホユーザーの方におすすめです。

2−4. クラウドSIMのモバイルルーター

自宅だけでなく外出先でもネットを使いたいのであれば、クラウドSIMのモバイルルーターがおすすめです。

クラウドSIMとは、SIMカードの情報をクラウド上で管理する仕組みのことで、物理的なSIMカードが不要です。

クラウドSIMのモバイルルーターの特徴は、次の通りです。

  • エリアが広い(海外でも利用可)
  • 最適なキャリアを自動で選択してくれる
  • 通信速度は最大150Mbps程度

クラウドSIMはドコモやソフトバンク、auといった3大キャリアの回線を利用できることがメリットで、使えるエリアが広く、さらに一番状態の良い回線を自動で選択してくれるので快適です。

ただし、通信速度は最大150Mbps程度で、決して速いとは言えません。

それでもメリットは十分なため、外出先でもネットを使いたいといった方におすすめです。

2−5. スターリンク

スターリンクは、低軌道の衛星を介してネット通信をするサービスで、小型の受信機を設置することで利用が可能です。

スターリンクの特徴は、次の通りです。

  • 田舎でも利用できる可能性が高い
  • 受信機の設置を自分で行う必要がある
  • 通信速度が快適と評判

スターリンクはその仕組み上、田舎でも利用できる可能性が高いのですが、受信機の設置や角度・方向の調整は自分で行う必要があります。

一方でSNS上では通信速度の評判が良く、ホームルーターやモバイルルーターなどよりも良いという書き込みもあります。

スターリンクの料金は、次の通りです。

項目詳細
月額料金レジデンシャル:6,600円/月

ROAM:9,900円/月

受信機本体代73,000円
解約金なし

レジデンシャルは自宅用プラン、ROAMは持ち運び可能プランで、それぞれ上記の月額費用になります。

また、受信機本体は購入する必要があり、73,000円掛かります。

それでも山間部などの田舎で高速にネットが利用できるメリットがあるため、スターリンクは通信速度を求める方におすすめです。

3.光回線が繋がらない地域はどれくらいあるのか

続いて、光回線やモバイルルーターのエリア事情についてみてみましょう。

3−1.光回線のエリア事情

光回線のエリアカバー率は、現在とても高くなっています。

例えば全国的に使われているNTTのフレッツ光は、令和4年12月の時点でエリアカバー率96.9%です。

フレッツカバー画像

画像引用元:https://flets.com/column/hinshitsu/

しかし一方で、エリア外の面積(378,000km2×3.1%=11,718 km2)は秋田県(11,640 km2)の広さとほぼ一致し、この視点で見ると光回線を使えない地域は意外と広いとも言えます。

ちなみに光ファイバーの敷設が進んでいる印象を受ける現在、なぜまだ繋がっていないエリアがあるのでしょうか?

それは、「田舎は利用者が少なく費用対効果が低いから」です。電話回線に比べて法的に敷設の義務がない光回線は、NTTを始めとした敷設業者が営利企業である以上、採算が取れないと通そうとは思いません。

光ケーブルは、安くても1m1万円くらいと言われています。このため、現在でも光回線がきていないエリアが存在するのです。

3−2.モバイルルーターやWi-Fi等のエリア事情

例えば、モバイルルーターの代表格であるUQのWiMAXは人口カバー率が99%以上と公表されていますが、田舎では使えないエリアがまだまだあります。

下図は、WiMAXの四国周辺の対応エリア図です。

ワイマックスエリア画像

画像引用元:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/map/default/

四国周辺だけでも利用できないエリアが広い、ということが一目で分かりますね。

4.回線をどうしてもひきたい!対策とは

光回線は通信速度や安定性が優れているため、田舎でも光回線をどうしても引きたいと思う方もいるでしょう。

そこで試してほしいのが、「フレッツ光以外の光回線を確認する」ことです。

意外と見落としがちですが、光回線はNTTの「フレッツ光」のみではありません。KDDIの提供する「auひかり」や、So-netの提供する「NURO光」、ケーブルテレビ関連、その他地方の電力会社が提供するものもあります。

NURO光は、その対応エリアが関東・東海・関西圏のみですので、田舎で利用できる可能性は低いです。しかし、auやケーブルテレビ、地方の電力会社であれば可能性はあります。

フレッツ光が通っていないからといって諦めず、他社のサービスも確認してみましょう。

5.田舎過ぎて遅い!対策はある?

最後に、田舎でインターネットが遅い場合の対策を確認します。

5−1.他のネット回線サービスを検討する

一つ目は、他のネット回線サービスを検討することです。

現在使っているサービスよりも通信速度の速いものがあるかもしれません。

例えばスターリンクは衛星とのやり取りの仕組みからエリアの影響が少ないため、高速な環境が期待できます。

また、他にもサービスによっては費用の発生なくお試しで使えるものもあります。

以上のことから、気になったサービスにまずは問い合わせてみることをおすすめします。

5−2.無料のインターネット相談窓口に相談する

一人で対策を考えるのもいいですが、知識の豊富な専門窓口に相談したほうが確実に問題を解決できます。

そして、相談できる先の中には費用のかからないところもあります。

特に以下のインターネット相談窓口は、おすすめです。

無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら

【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00

6.まとめ

以上、光回線のない田舎でも十分な速度でインターネットを使える方法やおすすめのインターネット回線、光回線をどうしても引きたい時の対処法などを解説しました。

光回線が通っていない田舎でも、ホームルーターやモバイルルーター、スターリンクなど、インターネットを快適に使えるサービスはたくさんあります。

ただし、エリアや周りの環境によって高速に使える最適なサービスは異なり、料金のことも考慮すると、一人で選ぶのはなかなか難しいものです。

最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。

そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。

ちなみにここなんかおすすめです。↓

無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら

筆者も利用したことがある窓口ですのでぜひご利用ください!

インターネットの勧誘や光コラボの転用、速度に関してお困りではありませんか?
2015年から始まった光コラボレーションの普及により多くの事業者が顧客の集客に力を入れています。
  • 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
  • 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
  • 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」
などなど・・実際に光コラボへの乗り換えによりこのような思いをされている方も多いはずです。
もし、あなたがフレッツ光に戻す方法を知りたい、電話番号を変えずに元へ戻したいなどのお悩みがあれば
下記の相談窓口がおすすめです。

こちらのサービスでは無料であなたのインターネットの悩み事を解決してくれます。
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00

光回線スタイルの関連記事

監修者:光回線スタイル編集部

光回線の業務に10年以上携わってきたプロが分かりやすくインターネット回線の仕組みを教えます。インターネット回線の比較やスマホ、格安SIMの選び方から勧誘情報等、インターネットに関する最新情報をまとめます。ぜひ参考にしてみてください。

SNSでもご購読できます。

光回線スタイル