光回線サービスにおいて、九州地方で顧客満足度№1と言えば「BBIQ」ですよね。
運営元は九州電力グループの会社なので安心感があり、独自回線で通信速度の評判も良く、料金面でも他社に負けないとくれば、九州エリアでこれから光回線を利用しようとしている人は必ずチェックしておいた方がいいサービスです。
しかしこのBBIQ、同じく九州エリアで使える業界最大手のフレッツ光と比べてどちらが良いサービスなのでしょうか?
結論から言うと、BBIQは途中解約や九州エリア外への転勤の可能性が低い人、auスマホを使っている人にとてもおすすめでお得です。
ここではそんなBBIQとフレッツ光の比較結果を様々な点から見ていきます。これでBBIQとフレッツ光のどちらにしたらいいのかが分かるようになりますよ。
目次
1.九州地方のインターネット回線事情
まず、九州では光回線サービスが利用できるのか、現在の主流も併せて確認してみましょう。
1−1.どんな光回線サービスが利用できるの?
九州地方の光回線サービスは現在とても充実しており、次のサービスが利用できます。
・九州電力系光回線のBBIQ
・NTT西日本のフレッツ光・光コラボ
・KDDIのauひかり
・ソニーネットワークコミュニケーションズのNURO光(福岡県・佐賀県のみ)
BBIQは九州でしか提供されていませんが、九州電力グループの会社が運営している、地域ではとても有名なサービスです。
その他業界最大手のフレッツ光やNTTの対抗企業であるauひかり、高速通信が売りのNURO光も利用できます。
ただしNURO光は福岡県と佐賀県の一部でしか利用できないので、まだまだ主流とは言えません。
1−2.九州地方での主流は?
では九州地方での主流はどのサービスでしょうか?
やはり強いのはなんといっても「フレッツ光」です。
業界最大手の安心感と、技術的な強さから根強い支持を集めています。
しかし一方で、そのフレッツ光を押さえて九州地方で顧客満足度No.1なのが「BBIQ」です。
九州エリアにしかないこのサービスは、顧客満足度調査の専門機関で有名な「JDパワー」の調査で4年連続No.1になったり、価格コムの光回線部門 九州・沖縄エリア総合満足度第1位になったりと、ユーザーの評価がとても高くなっています。
現在九州では、この2つがインターネット回線サービスの主流となっているのです。
2.ビビックとフレッツ光を7つのポイントで徹底比較
ではこの2つのサービスは、どちらがお得で優れているのでしょうか?
ここでは「料金」、「速度」、「評判」、「初期費用」、「サポート」、「セキュリティ」、「キャンペーン」の7つのポイントで徹底的に比較してみましょう。
2−1.料金
まずは料金面です。建物内の利用者数に左右されない戸建てプランでBBIQとフレッツ光の料金を比較した結果は次のとおりです(税込)。
BBIQギガコース | フレッツ光ネクスト | |
---|---|---|
月額料金 (税込) | 開通月:0円 ~12ヶ月目:4,070円 13ヶ月目以降:5,170円 | 4,730円 + プロバイダ料 |
月額料金では、フレッツ光が「光はじめ割」適用後で4,730円+プロバイダ料550円~1,320円程度となっているのに比べて、BBIQはギガコース利用で適用できる「ギガスタート割」、九州電力と合わせての利用で適用できる「九電セット割引」、3年契約の代わりに割引される「BBIQつづけて割」の3つの割引によって12ヶ月目までは4,070円、13ヶ月目以降も5,170円と、フレッツ光よりも安くなっています。
九電セット割引を利用しない場合には300円アップしますが、それでもフレッツ光よりも安い傾向にありますね。
2−2.速度
次にBBIQとフレッツ光の通信速度を比較してみましょう。
実測値は、速度測定サイト「みんなのネット回線速度」に掲載されている直近3ヶ月の値を用います。
2-2-1.ビビック光
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 29.5ms | 292.21Mbps | 216.79Mbps |
昼 | 29.06ms | 317.08Mbps | 238.76Mbps |
夕方 | 28.61ms | 283.76Mbps | 206.74Mbps |
夜 | 28.79ms | 273.8Mbps | 202.39Mbps |
深夜 | 29.76ms | 310.92Mbps | 247.07Mbps |
全時間帯を通して下りが300Mbps前後と、とても優秀な値です。
特に混雑して遅くなりやすい夜の時間帯でも高速なのはうれしいですね。
・夜の時間帯の月別平均
夜の時間帯だけの月別平均を見ても遅くて200Mbps以上と、BBIQは安定していることが分かります。
2-2-2.フレッツ光ネクスト+BBエキサイト
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 18.92ms | 265.52Mbps | 196.79Mbps |
昼 | 20.19ms | 216.85Mbps | 189.27Mbps |
夕方 | 35.75ms | 174.66Mbps | 162.88Mbps |
夜 | 49.81ms | 125.16Mbps | 133.68Mbps |
深夜 | 23.37ms | 215.31Mbps | 168.34Mbps |
朝の時間帯は265Mbpsと高速ですが、夜の時間帯にはその半分以下に落ちてしまっているのが心配ですね。
・夜の時間帯の月別平均
夜の時間帯においては、高速な接続方式「IPoE」が20年7月以降好調ですが、従来の接続方式「PPPoE」は平均して100Mbpsを下回っており、速度面でBBIQに劣っているのが分かります。
2-2-3.フレッツ光+AsahiNet
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 16.91ms | 285.64Mbps | 254.49Mbps |
昼 | 18.78ms | 198.44Mbps | 234.91Mbps |
夕方 | 19.44ms | 159.56Mbps | 209.31Mbps |
夜 | 21.78ms | 141.28Mbps | 206.85Mbps |
深夜 | 23.37ms | 215.31Mbps | 168.34Mbps |
ASAHIネットもBBエキサイトと同様に、夜の時間帯でガクッと落ちてしまっているのが分かります。
・夜の時間帯の月別平均
従来の接続方式「PPPoE」では平均して100Mbpsを上回っておりますがBBIQには劣っているのが分かります。
2-2-4.フレッツ光+@nifty
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 27.08ms | 308.03Mbps | 209.27Mbps |
昼 | 17.86ms | 308.09Mbps | 243.62Mbps |
夕方 | 24.16ms | 209.74Mbps | 205.63Mbps |
夜 | 22.54ms | 73.84Mbps | 199.44Mbps |
深夜 | 23.28ms | 242.13Mbps | 187.94Mbps |
朝と昼の時間帯は300Mbps以上と高速ですが、夜の時間帯には一気に100Mbps以下まで落ちてしまっています。
・夜の時間帯の月別平均
グラフで見ると、夜の時間帯の速度が平均して低調であることがとてもよく分かりますね。
2-2-5.フレッツ光+OCN
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 23.88ms | 308.41Mbps | 219.78Mbps |
昼 | 24.98ms | 248.53Mbps | 196.83Mbps |
夕方 | 27.21ms | 220.49Mbps | 187.6Mbps |
夜 | 32.47ms | 158.49Mbps | 173.88Mbps |
深夜 | 23.79ms | 280.6Mbps | 201.12Mbps |
朝の時間帯は300Mbps以上と高速ですが、こちらもやはり夜の時間帯には朝の半分程度に落ちてしまっています。
・夜の時間帯の月別平均
高速な接続方式「IPoE」では常に300Mbps以上と安定して高速に使えるのが分かりますね。
ただし月額料金ではBBIQの方がお得です。
2-2-6.フレッツ光+Yahoo!BB
・時間帯別実測値
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 21.4ms | 420.24Mbps | 330.4Mbps |
昼 | 21.26ms | 141.65Mbps | 93.85Mbps |
夕方 | 60.0ms | 33.83Mbps | 17.06Mbps |
夜 | 27.89ms | 196.92Mbps | 112.3Mbps |
これまでのプロバイダで一番、夜の時間帯の速度の落ち込みが激しいのが分かります。
こうしてみると、速度面でもBBIQはフレッツ光よりも安定して高速であることが分かりますね。
2−3.評判口コミ
続いてBBIQとフレッツ光のネット上の評判やクチコミを比較してみましょう。
比較項目 | ビビック光 | フレッツ光 |
---|---|---|
速度 | ・758Mbpsも出た ・安定している ・46Mbpsしか出ない | ・620Mbps出た ・夜がとても遅い ・格安SIMよりも遅い |
料金 | ・エリアが狭いけど安い ・NTTよりも安いからビビックにした | ・高い割に遅い ・高いが法人向けクラスの回線が使える ・料金的もまあまあだしエリアも広い |
サポート | ・対応が早かった ・おかげでWi-Fiが復活した ・電話に出ない ・工事に半年以上かかった | ・ものの数分で折り返しの電話が来た ・サポート面では一番 ・サポートが悪すぎる |
ビビックは特に速度面と料金面で好評ですね。
フレッツ光は遅い、高いという声がありましたが、サポートはよいという声が多かったです。
2−4.工事費用、初期費用
次に初期費用を比較してみましょう。
項目 | ビビック光 | フレッツ光 |
---|---|---|
契約金 | 800円 | 800円 |
工事費 | 2,000円 | 18,000円 |
合計 | 2,800円 (税込3,080円) | 18,800円 (税込20,680円) |
開通工事費はフレッツ光が20,680円と高額なのに対して、BBIQは3,080円(土日祝日工事は5,500円)と格安です。
ただし過去6ヶ月以内にBBIQ利用実績のある場合には27,060円となることに注意しましょう。
2−5.サポート対応
続いてサポート体制については次のとおりです。
比較項目 | ビビック光 | フレッツ光 |
---|---|---|
電話窓口 | QTNetお客様センター 0120-86-3727(一般電話から) 050-6620-3727(ビビック光電話から) | お問い合わせ 0120-116116 |
受付時間 | 9:00~20:00 年中無休 | 9:00~17:00 年中無休 (年末年始12/29~1/3を除く) |
折り返し電話予約 | あり | なし |
メールサポート | あり | あり |
その他 | プロバイダ一体型なので 窓口が一本化されている | フレッツ光とプロバイダの サポート窓口が2箇所あり、紛らわしい |
フレッツ光は光回線とプロバイダが別契約で、サポート窓口が2箇所となるため、どちらにかけたらいいか分かりづらいかもしれないですね。
一方、ビビックはプロバイダ一体型ですので、サポート窓口が1箇所でシンプルです。
また、ビビックは受付時間が20:00と遅くまで対応してくれるのですが、フレッツ光では17:00までと早めに終わってしまいます。
そのため平日仕事の場合には、フレッツ光は実質的に土日祝日だけしか電話サポートを利用できません。
このことから、サポート体制についてはビビックの方が良さそうですね。
2−6.セキュリティ
次にセキュリティ面については、次の通りです。
BBIQ | フレッツ光 | |
---|---|---|
セキュリティソフト名 | マカフィー | セキュリティ対策ツール |
利用可能台数 | 5台 | 1台 |
セキュリティ面では、フレッツ光が端末1台利用可能なのに対してビビックは5台まで利用可能となっています。
しかも端末はPCでもタブレットでもスマホでもOKなので、とても助かりますよ。
2−7.キャンペーン
最後にビビックとフレッツ光のキャンペーンを比較してみましょう。
キャンペーン名 | 概要 | |
---|---|---|
ビビック | ギガスタート割 | ギガコース選択で1年間1,000円の割引 |
BBIQつづけて割 | 継続して利用することで800円割引を受けられる | |
九電割引 | 九州電力契約者は300円の割引 | |
auスマートバリュー | auスマホと合わせての利用で1回線当たり最大毎月1,000円割引 | |
フレッツ光 | 光はじめ割 | 継続して利用することで最大1,290円割引を受けられる |
グループ割 | 家族や友達同士で一緒に使うと最大990円安くなる |
どちらも割引キャンペーンを展開していますが、ビビックの方が割引額が大きく、結果月額料金も安くなっています。
特にauスマホと合わせて利用することで適用できる「auスマートバリュー」は、1電話回線当り毎月最大1,000円が割引される、とても強力なサービスです。
これらの面からキャンペーンでもビビックの方がお得になっていますね。
3.ビビックのメリット・デメリット
これまでの内容を含めて、ビビックのメリット・デメリットをまとめてみました。
3-1.ビビックのメリット
まずビビックのメリットは次の通りです。
・1ギガの戸建プランで月額4,700円(税込5,170円)と激安
・通信速度も実測レベルで高速
・プロバイダ一体型なのでサポート窓口も一本化
・サービス提供エリア内なら引っ越し費用が無料
・auスマホとのセット割「auスマートバリュー」対応
特に大きなメリットは料金と速度ですね。
料金は4,700円と5,000円を割っており、通信速度も実測で200Mbps~400Mbpsも出ています。
九州でビビックは最高のコスパを誇るサービスと言えますね。
3-2.ビビックのデメリット
次にビビックのデメリットは次の通りです。
・提供エリアが狭い
・転勤などの引っ越しで利用できなくなる恐れがある
ビビックの最大のデメリットは提供エリアが狭いことで、エリア外への転勤・引っ越しで解約しなければならなくなります。
せっかくの良いサービスを受けられなくなるのは残念ですね。
3-3.ビビックに向いている人
以上の踏まえてビビックに向いている人は次の通りです。
・長期間使う人
→ビビック光は契約期間3年間で自動更新ありの契約となっています。
このため、解約金が無料となる更新月は3年に1回しかありませんし、更新月以外での解約費用が高額なため、長期間使う人におすすめです。
・九州エリア内だけで転勤のある人
→ビビック光のサービス提供エリアは九州7県のみです。
そして、エリア内での引っ越しは工事費が無料となっているため、九州エリア内だけで転勤のある人におすすめです。
・auスマホを使っている人
→ビビック光は光電話の加入を条件に、ネットとauスマホとのセット割「auスマートバリュー」が適用できます。
この「auスマートバリュー」はスマホの料金が月額最大1,000円割引となり、最大10回線まで適用できますので、家族の多い人や1人で複数台持ちをしている方にとっては大変お得です。
4.まさかのエリア外そんな時は
ビビックは九州7県がサービス提供エリアとなっていますが、山間地や離島など九州7県内であってもエリア外となる場合もあります。
そんな方は、ビビック以外の回線を選ぶことになります。
候補としては次の光回線がおすすめです。
・フレッツ光(光コラボを含む)
・auひかり
このどちらかの回線がおすすめです。
どちらも1Gbpsと高速で、ビビックほどではないですが、料金もリーズナブルですよ。
もしエリア外で、対応に悩んでいる場合は、下記の相談窓口で無料相談を受けてみるのもよいでしょう。
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら
【電話番号】0120-716-715(通話料無料)
【受付時間】10:00~21:00
5.まとめ
ビビック光は、
・価格.COMで2020の光回線部門(九州・沖縄エリア)で総合満足度No1
・J.D.パワーの2017-2020固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度(九州エリア)No1
・ブロードバンド時代のベストサービスを選ぶRBB TODAY編集部主催の「ブロードバンドアワード2019」においてキャリア部門総合最優秀賞(九州)
と受賞歴も多く、地元九州から大変支持されている人気の光回線です。
そして料金も戸建が特にお安く、1年目は最安4,070円、その後も5,170円と大変お得です。
さらに、auスマホとのセット割「auスマートバリュー」が適用できますので、auスマホのユーザーにとってはもっともっとお得です。
また、通信速度の実測値も概ね200Mbps~400Mbpsと、とても高速になっています。
この信頼性、料金、速度の三拍子そろったビビックを使って、安心で、お得で、快適なインターネットライフを送ってみましょう!
最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。
そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。
ちなみにここなんかおすすめです。↓
無料インターネット相談窓口「ネット回線コンシェルジュ」はこちら筆者も利用したことがある窓口ですのでぜひご利用ください!
- 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
- 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
- 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」