「光コラボにしていたけどやっぱりフレッツ光に戻したい」、「別の光コラボに乗り換えたい」など、いわゆる事業者変更(再転用)を望む人は結構多いものです。
しかしよく理解したうえで行わないと、違約金が発生したり電話番号が変わったりして困ってしまうことがあります。
そこでこの記事では事業者変更や光コラボレーションとは何か、以前と今との光コラボの違い、事業者変更のメリットや注意点について詳細に解説します。
このサービスにより、光コラボから光コラボへの移行が楽になりました。
今回はそんな事業者変更(再転用)に関するメリットや注意点などの情報を公開致します。
- 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
- 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
- 「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」
などなど・・実際に光コラボへの乗り換えによりこのような思いをされている方も多いはずです。
もし、あなたがフレッツ光に戻す方法を知りたい、契約をしてしまい解約金に困っているなどのお悩みがあれば下記の相談窓口がおすすめです。
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目次
1.事業者変更、転用・再転用とは
では始めに事業者変更とはなにか、新規契約・転用とは何が違うのかから確認してみます。
1−1.事業者変更とは
事業者変更とは、「加入中の光コラボから別の光コラボやフレッツ光に、簡単に費用や手間も少なく乗り換えることができる手続き」のことを言います。
どのくらい簡単かというと、手順は後で詳しく解説しますが、今利用している光コラボに事業者変更をしたい旨を伝え、その後乗り換えたい光コラボに申し込むという、大まかにいうと2ステップだけになります。
事業者変更自体は2019年7月から始まったまだ新しいもので、それ以前に乗り換えようとした時には、手順はもっともっと複雑で費用も手間も掛かりました。
それが事業者変更が始まったことにより、前よりもずっと簡単に光コラボやフレッツ光に乗り換えることができるようになったのです。
1−2.転用、再転用と事業者変更の違い
別の光回線に乗り換える時に「転用」、「再転用」という言葉をよく耳にします。
これらは事業者変更とどう違うのでしょうか?
ではそれぞれの意味の違いを見てみましょう。
そもそも光回線サービスの利用開始手続きには、新規契約と転用、再転用という3つの方法がありました。
新規契約とは、
「光回線サービスを利用していない状態からサービスに申し込み契約をすること」
転用とは、
「フレッツ光から光コラボに乗り換えること」
再転用とは、
「光コラボからフレッツ光に戻る、または別の光コラボに乗り換えること」
これだけでは分かりにくいので、具体的に例を出して確認してみましょう。
例えば光回線サービスを利用したいとなったとき、一番安心感があって真っ先に思いつくのがNTTのフレッツ光です。
そこでフレッツ光に申し込むことが「新規契約」です。
その後スマホと光回線サービスのセット割がとてもお得と知り、光コラボであるドコモ光に乗り換えることが「転用」です。
しかし通信速度の面などで不満があり、やっぱりフレッツ光に戻したいとなってフレッツ光に乗り換え直すことが「再転用」です。
※これはあくまで一例で、ドコモ光が遅いというわけではありませんのでご了承ください。
また、最初から光コラボに申し込むことももちろんできてこれも新規契約ということになります。
そして転用後に別の光コラボに乗り換えることも再転用になります。
まとめ
転用・再転用と事業者変更の違いですが、一言でいうと再転用というのは今では事業者変更にあたります。
転用後に別の光コラボに乗り換える、またはフレッツ光に戻る「再転用」は、以前は手続きの手順が違ったので使い分けられていましたが、今は事業者変更ができてどちらでも手順が同じになったので、事業者変更になるのです。
2.そもそも光コラボレーションとは
では「光コラボ」とは何のことでしょうか?意外と分かりにくいので改めて確認しましょう。
光コラボとは、
「回線サービスとプロバイダサービスをセットにして、さらに独自の特典や割引などの付加価値を付けて提供しているフレッツ光回線を使ったインターネットサービス」
のことを言います。
そもそもNTTの提供するフレッツ光は、回線サービスとプロバイダサービスが分かれていて別々に契約しなければいけませんでした(今でもそうですが…)。
どちらとも契約しなければ使えないというのは、やってみると分かるのですが、意外とめんどうですよね。
また請求書や領収書も別々に届いたり、トラブルがあった場合にもどちらのサポートセンターに連絡すればいいか迷ったりと、手間や困ることが多いのが特徴の一つです。
これに対して光コラボはセットサービスなので、契約先はサービス提供先の一つで済みます。
すると請求書・領収書は一つにまとまり、問い合わせ先も分かりやすくなります。
また、フレッツ光にはスマホとの「セット割」がありませんが、光コラボにはその多くにあります。
このように、各事業者がフレッツ光の回線を利用しながら独自のサービスを提供することで差別化を図っていて、利用者にとってもメリットが大きいのが光コラボです。
光コラボで代表的なサービスには以下のような事業者が挙げられます。
- ソフトバンク光
- ドコモ光
- So-net光
- ぷらら光
- ビッグローブ光
- @nifty光
- Rakuten光
- Excite光
その他にもさまざまな事業者がフレッツ光の回線設備を借り受け光コラボとしてサービスを提供しています。
事業者変更は「ソフトバンク光」から「ドコモ光」へ、「ドコモ光」から「So-net光」へなど、これら光コラボ間の乗り換えや、フレッツ光への乗り換えがとても簡単にできる仕組みなのです。
3.2019年7月1日以前と今の光コラボの主な違い
事業者変更により光コラボ間の乗り換えの手続きがとても簡単になって費用も少なくなったと言いましたが、その他にも事業者変更が始まる前との違いがあります。
まずは今までの乗り換え方と何が違うかについてまとめてみました。
2019年7月1日以前の方法 | 事業者変更 | |
---|---|---|
手続き方法 | 光コラボからの乗り換えの場合には「解約+新規契約」が必要で手間がかかる | 事業者変更承諾番号を取得し伝えれば完了と、手間が少ない |
工事 | 新しい光コラボの開通工事が必要※今使っている回線ごと解約するので回線撤去工事が発生する場合がある | 同じ回線を使い続けるため基本的に工事不要 |
電話番号 (フレッツ光や 光コラボで 発番) | 解約と同時に電話番号は消滅 | 同じ電話番号がそのまま使える |
電話番号 (加入電話で 発番) | 光コラボ解約後、同じ電話番号を使い続けるためにアナログ回線を引いて、その後、フレッツ光などのデジタル回線に変更する |
これまで光コラボからフレッツ光に戻る時や別の光コラボに乗り換える時には素直に移ることができず、利用している光コラボを解約して、場合によっては回線の撤去工事を受け、その後で乗り換え先と新規契約を結んで開通工事を受けるということが必要でした。
この面でのデメリットの一つはまず「手間がかかる」ことで、解約や新規契約でその都度手続きをしなければいけなく、工事への立ち合いも必要でした。
またもう一つは「ネットを使えない日ができる可能性がある」ことで、解約日と開通日をうまく合わせないとネットが使えない日が出てきて困り、合わせるためには気を配る必要がありました。
そしてさらに工事の面ですが、撤去工事にはNTTが無償で行ってくれるので費用が掛かりませんが、開通工事には20,000円前後などの費用が掛かり、「同じ回線を利用するのに利用者への負担が大きい」こともデメリットでした。
さらに電話番号も消滅したり同じ番号を使うために手間や費用がかかったりと、「電話番号が変わってしまう可能性がある」ことも乗り換えの障害になっていました。
これに対して事業者変更は、まず乗り換え手続きがとても簡単になりました。
手続きの流れの違いを表にまとめると次の通りです。
これまでの流れ | 事業者変更 | |
---|---|---|
① | 乗り換え先に新規申し込み | 乗り換え元から事業者変更承諾番号を取得 |
② | 開通工事日の調整 | 乗り換え先に事業者変更を申し込み、番号を伝える |
③ | 乗り換え元に解約申し込み | ルーターやパソコンの設定 |
④ | 開通工事の立ち合い | – |
⑤ | ルーターやパソコンの設定 | – |
2つの手順を比べてみると、事業者変更の方がとても簡単になっているのが分かると思います。
また費用面でも開通工事費が掛からなくなり、費用は事業者変更承諾番号を取得する際に掛かる3,000円の手数料が掛かるようにはなりましたが、格段に安くなりました。
そして電話番号も変わらないでそのまま使えるようになりました。
このように事業者変更が始まったことによって、始まる前と比べて利用者にとってとても便利になったのです。
4.光コラボの事業者変更(再転用)のメリット
では事業者変更によって乗り換えが簡単にできることになったことで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか?
ここでは乗り換えが簡単になったことで生まれるメリットを3つ見てみましょう。
4−1.メリット1 料金面で得をしやすくなった
事業者変更で簡単に乗り換えができるようになると、利用者が料金面で得をしやすくなります。
例えば今利用しているサービスでスマホとのセット割がない場合、乗り換え先にセット割が適用できるところを選べば、1電話回線当たり毎月最大1,000円割引がされますが、事業者変更であればこのための乗り換えが簡単にできます。
また、光回線サービスは基本的に長く使えば使うほど割引期間が切れて月額料金が高くなってしまいますが、乗り換えをすることで割引の利く月額料金の安いところに変えることができます。
さらにキャッシュバックなどのキャンペーンを行っているところを乗り換え先に選べば、一定期間の利用でキャッシュバックを受けることができ、月額料金の支払いなどに充てることができます。
このように乗り換えは料金面でのメリットが大きいのですが、事業者変更で乗り換えが簡単になり開通工事費も発生しなくなったことで、より乗り換えで得になる機会が多くなるのです。
4−2.メリット2 通信速度の面での不満を解消しやすくなった
いくら高速通信の光回線サービスといえど通信速度が遅いと感じる時がありますよね。
速度が遅い原因は様々考えられますが、その一つに利用しているユーザーの数や利用方法に対してサービスの設備能力が乏しいことが挙げられます。
そもそも通信速度は、同じサービスを利用していてもエリアによって顕著に違います。
なぜなら利用しているユーザーの数や利用方法がエリアごとに違い、その結果ネットワーク負荷量がエリアによって全く違っているからです。
例えばAという地域とBという地域で、ある光回線サービス事業者がそれぞれ同じだけの設備能力を持っていたとしても、地域Aで利用者が多くその使い方が高負荷であれば処理能力が追い付かない可能性があり、反対に地域Bで利用者が少なく使い方が低負荷であれば、同じ処理能力で十分快適に利用できることになります。
このように、「この光コラボならどこであっても通信速度が速い」ということはなく、時間帯や曜日などによってもネットワーク負荷は変わるため、実際使ってみないと分からないというのが正直なところです。
そして使ってみた結果遅かったといった場合に、事業者変更があることで、以前よりも簡単に乗り換えることができるのです。
4−3.メリット3 サポート面での不満も解消しやすくなった
「トラブルがあってサポートセンターに電話をしたのに出ない、対応が悪い」といったことはよく聞く話です。
サポートの質は、料金面や通信速度と同じくらい光回線サービスを利用するうえで重要な要素ですよね。
サポートを利用してみてもう使い続けたくない!といった場合でも、事業者変更で簡単に乗り換えられるようになったことで、手間なく別の光コラボを利用することができるようになりました。
4−4.メリットのまとめ
このように事業者変更の仕組みができたことで利用者は乗り換えがしやすくなり、料金面や通信速度の面、そしてサポートの面などで不満があった時に別のサービスに乗り換えるということが、とてもしやすくなったと言えます。
もしこのどれかに当てはまることがある場合には、別の光コラボなどへの乗り換えを検討してみるとよいでしょう。
5.光コラボの事業者変更(再転用)の注意点
手間や費用も少なくて済み、電話番号も変わらず利用し続けることができるなど、利用者にとってとてもメリットの多い事業者変更ですが、利用する際には注意しなければならないことがあります。
ここでは事業者変更を利用する際の注意点を3つ紹介します。
5−1.注意点1 事業者変更承諾番号には有効期限がある
乗り換え元に連絡をして取得する、事業者変更手続きに必要な事業者変更承諾番号ですが、これには有効期限があり、切れてしまうと事業者変更ができなくなるので注意が必要です。
事業者変更承諾番号の有効期限は、「発行日から15日間」です。
この間に乗り換え先に事業者変更を申し込まないとこの番号は無効になり、乗り換えるためには再度3,000円をかけて番号を取得しなければなりません。
番号には有効期限があることを踏まえて、取得したら早めに手続きをするようにしましょう。
5−2.注意点2 乗り換え元から違約金や工事費の残債の請求が来ることがある
事業者変更は簡単に乗り換えができる仕組みですが、光回線サービスの契約自体は乗り換え元の解約と乗り換え先との新規契約になります。
つまり今利用しているサービスに契約期間の定めがあり、その期間を満了していない時期に事業者変更をしようとすると違約金が発生するのです。
また、開通工事費を毎月分割で支払っている場合には、工事費の残債も解約時に一括請求されます。
なお開通工事費はサービスによって「工事費無料」のキャンペーンを行っているところがありますが、このキャンペーンの多くは一定期間利用しないと満額受けられないので、期間途中で解約した場合には工事費の残債が発生します。
このように事業者変更の場合でも今利用しているサービスは解約になること、そしてこれに伴う違約金や工事費の残債の支払いが生じることは必ず覚えておくべきです。
そして乗り換え先には「違約金負担キャンペーン」を行っているところ、「キャッシュバックキャンペーン」を行っているところを優先して選び、違約金の負担を軽減したりなくしたりすることをおすすめします。
5−3.注意点3 プロバイダのメールアドレスが使えなくなる
光回線サービスを利用し始めるにあたっては、プロバイダからメールアドレスをもらうことができます。
そしてこれをメインのアドレスとして利用する人も多いでしょう。
事業者変更を行った場合、このプロバイダからもらったメールアドレスは、基本的に利用することができなくなります。
メールアドレスの変更は各所へのアドレス変更連絡の手間が伴い、数によってはとても面倒です。
どうしても継続して使いたいといった場合には毎月数百円支払えばアドレスを継続して利用することが可能なプロバイダもありますが、継続できないところもあります。
事業者変更はメールアドレスが使えなくなることを踏まえて行い、アドレスを継続して利用したい場合、乗り換え先でも同じプロバイダを利用できる時には、同じプロバイダを継続して使うようにしましょう。
6.まとめ
以上事業者変更について、概要やそもそも光コラボとはなにか、以前の手続き方法との違いや事業者変更のメリットと注意点について解説しました。
利用者にとてもメリットの多い事業者変更ですが、違約金などの発生やメールアドレスが使えなくなるなど、注意しなければならないこともありますのでその点を踏まえて行うようにしてください。
最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。
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