事業者変更で光コラボの解約金や工事残債はどうなる?支払い料金まとめ

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事業者変更によって他の光コラボ回線に乗り換えれば新しく加入するサービスの初期工事費が必要なくなるなどのメリットがあります。料金や通信速度に不満がある人で他の光コラボへの乗り換えを検討している人も多いでしょう。しかし、いくら工事費がかからない事業者変更といっても、加入中のサービスを解約する際には「解約金」や「工事費残債」といった費用が発生することもあります。時に数万円という負担が解約時に発生することもあるのでよく確認しなければなりません。

今回は「事業者変更」の詳しい解説や乗り換え時に発生する「解約金」や「工事費残債」といった費用、負担ゼロで事業者変更を行う方法などをまとめていきます。

1.事業者変更とは

「事業者変更」とは「加入中の光コラボ回線から別の光コラボ回線に乗り換える」ことです。

「光コラボ」は「光コラボレーション」の略でNTT東日本/西日本の「フレッツ光」の回線設備を借り受けてインターネットサービスを提供することを指します。

つまり、利用しているネット回線は「フレッツ光」と共通のものなのですが、サービスを提供する事業者が異なるというイメージです。各事業者がフレッツ光の回線を利用することで事業者ごとに独自のサービスを提供しています。

光コラボで代表的なサービスには以下のような事業者が挙げられます。

  • ソフトバンク光
  • ドコモ光
  • So-net光
  • ぷらら光
  • ビッグローブ光
  • @nifty光
  • Rakuten光
  • excite光

 

その他にもさまざまな事業者がフレッツ光の回線設備を借り受け光コラボとしてサービスを提供しています。

そして、「事業者変更」=「光コラボから別の光コラボへの乗り換え」というのは、例えば、「ソフトバンク光」から「ドコモ光」、「ドコモ光」から「So-net光」といった乗り換えを行うという意味です。

では、次に「事業者変更」以外にどのような乗り換えの種類があるのか、事業者変更のメリットは何なのかを見ていきましょう。

1−1.事業者変更以外の乗り換え「転用」「新規契約」

事業者変更以外には「転用」「新規契約」の2種類があります。

主な違いとしては下記のようになります。

「転用」:「フレッツ光から光コラボへの乗り換え」

「新規契約」:「フレッツ光や光コラボ以外から/への乗り換え」

 

「フレッツ光」からソフトバンク光やドコモ光などの光コラボへ乗り換える場合には「転用」という乗り換え方法を利用します。

フレッツ光や光コラボ以外のネット回線から別のサービスに乗り換える場合や、フレッツ光や光コラボからそれ以外のサービスに乗り換える場合に関しては「新規契約」です。

例えば、「ソフトバンク光」から「auひかり」や「NURO光」に乗り換える場合は「新規契約」となります。

固定回線の乗り換えにはこの「事業者変更」「転用」「新規契約」の3種類のどれかに当てはまります。

加入中のネット回線が「フレッツ光または光コラボ」かどうか、乗り換え先のネット回線が「光コラボ」かどうかをチェックしてみてください。

1−2.事業者変更のメリット

事業者変更のメリットは「開通工事/工事費が必要ない」ことです。

光コラボサービスはフレッツ光の回線設備を借り受けているため、光コラボ同士で乗り換えを行っても使用する回線は共通となります。

そのため、新たに開通工事を行ったり、ケーブルを家の中に引き込むといった工事を行わなくても、接続機器の交換や再設定だけで乗り換えを完了できます。

そして、工事が不要であるということは工事費も発生しません。固定回線の新規加入には数万円の初期工事費が必要になることが多いですが、その負担が無くなるというメリットがあります。

また、開通工事/工事費が不要な点については「転用」も同様です。

フレッツ光の回線設備を借り受けていない固定回線に加入する場合には新規開通工事が必要となります。

2. 解約金や工事費用はどうなる?支払い料金まとめ

事業者変更によって他社の光コラボへ乗り換えるということは、加入中の光コラボを解約する必要があります。

解約時の費用については加入前によく確認しておかないと数万円という金額がいきなり請求されることがあるので注意が必要です。

ここでは事業者変更によって加入中のサービスを解約した場合に発生する費用についてまとめていきます。

2−1.解約金や工事費残債

固定回線の解約時に発生する費用が「解約金」と「工事費残債」の2つです。

「解約金」は加入時に選んだ契約期間中に解約手続きを行った場合に違約金として発生する必要です。固定回線では主に2年または3年といった契約期間が設けられており、契約期間中の解約には「解約金」が発生する仕組みになっています。

金額はサービスや契約期間によって異なりますが、概ね10,000円〜15,000円程度が相場です。

また、契約期間満了時に解約手続きを行えば解約金は発生しません。主に契約満了月またはその前後を「更新期間」と定めているサービスが多く、定められた期間中であれば解約金を支払わずに解約手続きが行えます。

「工事費残債」は加入時に行った開通工事の費用を分割して支払っていた場合に発生する可能性があります。一括で工事費を支払っていた場合は発生しませんが、分割払いの場合、完済前に解約を行ってしまうとまだ支払いを行っていない分の工事費が一括で請求されます。

固定回線の中には工事費の分割払い分を毎月割引することで工事費の実質無料化を行う事業者もありますが、完済前に解約してしまうと残債を一括で支払わなければなりませんし、毎月の割引も消滅してしまします。

固定回線加入時に開通工事を行った場合には、支払い方法が「一括」または「分割払い」のどちらなのか、分割払いならどれぐらいの期間で完済となるのかを確認しておきましょう。

2−2.事業者変更でかかる費用

各光コラボ事業者の解約金と工事費を一覧でまとめていきます。これを見れば解約時にどれぐらいの費用が発生するかの目安となるので参考にしてみてください。

光コラボ工事費解約金
ソフトバンク光戸建て24,000円
マンション24,000円
(税込26,400円)
9,500円
(税込10,450円)
ドコモ光戸建て19,800円
(税込21,780円)
マンション16,500円
(税込18,150円)
戸建て13,000円
(税込14,300円)
マンション8,000円
(税込8,800円)
So-net光戸建て24,000円
マンション24,000円
(税込26,400円)
20,000円
(税込22,000円)
ぷらら光戸建て19,800円
(税込21,780円)
マンション16,500円
(税込18,150円)
解約金なし※
ビッグローブ光戸建て30,000円
(税込33,000円)
マンション27,000円
(税込29,700円)
20,000円
(税込22,000円)
@nifty光戸建て18,000円
(税込19,800円)
マンション15,000円
(税込16,500円)
3年プラン20,000円
(税込22,000円)
2年プラン9,500円
(税込10,450円)
Rakuten光戸建て18,000円
(税込19,800円)
マンション15,000円
(税込16,500円)
9,500円
(税込10,450円)
Excite光戸建て18,000円
(税込19,800円)
マンション15,000円
(税込16,500円)
1,000円
(税込1,100円)

※キャッシュバックキャンペーンを受け取っている場合やひかりTVをセットで加入している場合には解約金が発生するケースがあります。

光コラボサービスによっても解約時に発生する費用の金額に違いが生じるので契約時に確認しなければなりません。

解約金の有無や金額、更新期間、工事費の支払い方法や割引の仕組みなど要チェックです。

2−3.解約金支払いのタイミングは

解約金を支払うタイミングは各事業者によって異なります。

解約手続きを行う時点で解約金や工事費残債が請求されるケースもありますし、一定期間経過後に請求が来ることもあります。

例えば、ソフトバンク光では「解約日の60日後が最終請求」と定められています。

その他の事業者については以下のように定められています。

ドコモ光:解約月の翌月請求
So-net光:解約月の2ヶ月後請求
ビッグローブ光:解約月の翌月または翌々月請求
Excite光:解約月の翌々月請求

 

また、その他の小規模事業者の場合、事業者変更手続きを行う前に解約金の支払いを行うというケースも存在します。

解約時に発生する費用をどのタイミングで支払うのかについても確認しておきましょう。

3. 事業者変更で他コラボへの乗り換え方法3ステップ

事業者変更によって他の光コラボへ乗り換えるには大きく分けて3つのステップがあります。

これはどの光コラボでも概ね共通の内容となっているので事業者変更を検討されている人は参考にしてみてください。

3−1. 事業者変更承諾番号の取得

利用中の光コラボ事業者から「事業者変更承諾番号」を取得します。

「ソフトバンク光」から「ドコモ光」への事業者変更であれば、「ソフトバンク光」に連絡をして「事業者変更承諾番号」を発行してもらってください。

事業者変更承諾番号は11桁の英数字で構成されています。

また、事業者変更承諾番号は有効期限が定められているので、取得してから速やかに乗り換え手続きを行いましょう。

3−2. 事業者変更の申込み

乗り換え先の光コラボ事業者に「事業者変更」の申し込みを行います。

申込み方法は電話や来店などサービスによって異なります。手続きにあたって用意するものは以下の通りです。

事業者変更承諾番号
契約中の事業者での契約名義(NTT東日本エリアのみ)
契約ID(NTT西日本エリアのみ)
契約事務手数料(金額は事業者による)

 

3−3. 必要書類の受け取り+機器の接続・設定

申込みを行うと「開通の案内」など必要な書類が送付されてきます。これらの書類が送付され、乗り換え先のサービスへの切り替えがNTT側で行われます。

そして、後はルーターやパソコンなどの接続、設定を行えば乗り換え先の光コラボの利用が開始できます。

開通工事などが必要ない分、乗り換え手続きをしてすぐに使い始められるというのも事業者変更のメリットですね。

4. 解約金を0円にする方法 乗り換えキャンペーン利用可能回線

事業者変更で他の光コラボへ乗り換える場合にネックになるのが「解約金」です。更新期間中に解約手続きを行えば解約金は発生しませんが、そう都合よく乗り換えのタイミングが来るわけではありません。

しかし、事業者によって10,000円〜20,000円かかる解約金を支払いたくありませんよね。

そこでおすすめなのが乗り換え時に発生した解約金を負担してくれるキャンペーンを実施している事業者です。

光コラボの中には乗り換えで発生した解約金を全額負担してくれる事業者がいくつかあり、そこへ乗り換えれば解約時の負担も軽減できます。

ここでは解約金を0円にできるキャンペーンが利用できる光コラボを紹介します。

4−1.ソフトバンク光

ソフトバンク光では他社からの乗り換えによって発生した違約金・撤去工事日を満額還元してくれるキャンペーンを実施しています。キャッシュバックの上限は10万円なので確実に違約金をチャラにできます。

https://www.softbank.jp/ybb/campaigns/list/anshin-norikae01/

4−2.ビッグローブ光

ビッグローブ光では、違約金を満額負担するという形ではありませんが、契約によって25,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンが実施されています。

こちらを利用すれば乗り換え時に解約金が発生してもカバーできますし、むしろお釣りがくるぐらいです。

https://join.biglobe.ne.jp/ftth/hikari/campaign.html

4−3.Rakuten光

Rakuten光でもビッグローブ光同様にキャッシュバックキャンペーンを実施しています。Raluten光の戸建てプランに加入した場合、19,000円のキャッシュバックが受けられます。

https://hikari.rakuten.co.jp/cpn/cashback.html

5.まとめ

光コラボのネット回線を利用中で他者への乗り換えを検討されている方は同じ光コラボへの乗り換えをする「事業者変更」がおすすめです。

新たに開通工事を行う必要もなく乗り換え時の初期費用も軽減できます。

また、解約金などが気になる人は乗り換え先で「解約金負担キャンペーン」や「キャッシュバックキャンペーン」などを実施していないかをチェックしてみてください。

最後に・・・ブログで解決出来ないこともあるかと思います。

そんな時インターネットに関して手伝ってくれる窓口もあったりするので利用するのもいいですね。

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  • 「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
  • 「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
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などなど・・実際に光コラボへの乗り換えによりこのような思いをされている方も多いはずです。
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監修者:光回線スタイル編集部

光回線の業務に10年以上携わってきたプロが分かりやすくインターネット回線の仕組みを教えます。インターネット回線の比較やスマホ、格安SIMの選び方から勧誘情報等、インターネットに関する最新情報をまとめます。ぜひ参考にしてみてください。

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